昨日の続き😌


結局は眠れずに朝を迎えたYちゃん。


それから一年近くは

その部屋と、隣の部屋では

眠らないのはもちろん極力入らないように

していたそうです。



Yちゃんが暮らしている集落の山の中に、

昔からの神社があるそうです。

その土地の人々が氏神様として

昔から祀られているお社とのこと。


氏子の総代は、

毎年持ち回りになっていて、

その年はYちゃんの家が

はじめての総代になりました。


氏子総代になると、

その神社の本殿に祀られている

〝何か〟 を、

翌年まで家で預かる仕組みなのだそうです。


その〝何か〟は

ガタのきた古い木箱に入っていて、

開けて中を見ることは禁止されています。


なのでYちゃんも叔父も、

何が入っているのか知りません。


Yちゃん曰く誰も教えてくれないし、

あまり聞きたくもないから

知らなくていい🥺

何が入っているのか知らないけれど

預かった元旦から、

なんとなくよくない気配を

ひしひしと感じて嫌だったそうです。


たぶん……あの女性の幽霊は、

木箱の中のものに関係するのか、

それが引き寄せるきっかけになっているのか、

どちらにしても神社預かりの木箱が

ただならぬ気配を放っていたのを

Yちゃんは感じていたそうです。


この木箱が置かれていたのが

幽霊が浮かんでいた襖の向こう側、

隣の部屋の床の間でした。



その後はできる限りの範囲で

木箱を清め、

お祭りなどの例祭や

神社の清掃も欠かさずに1年間を務めて、

幽霊は二度と現れることなく

木箱は次の総代に渡されました😌


その神社はいったいなんていう、

どんな神社なんでしょう?


王女も一度行ってみたい✨ と思って

聞いてみたのですが、


いや〜山の中にある

古〜いちいさな社のふつーの氏神様よ〜。


とのことで、神社の名前や場所は

教えてもらえていません。

Googleマップでも何回も探しましたが

小さな神社がいくつもあって、

それもみんなぼろぼろで、

ひとりで入っていくには

勇気が必要な感じのものばかりです。


でも、そんな山林の中の小さな神社に、

氏子さんが自宅でお守りするような

大切な何かが祀られているなんて、

とても興味が湧きました😳

……ちょっとなんとなく

陰の気配も感じますが、

何が木箱に入っているのか、

見てみたい気もします。



あくまでも感覚ですが、

ただれた顔の女の幽霊と

神社の古びた木箱は関係ある😳✨

と感じたらしい、

Yちゃんの夏の心霊体験でした🌿


木箱はけっこう大きなものだそうです。

何が入っているんだろう、

すごく気になるし、わからないものを

預かるのは勇気がいりそうです🥲