王女父のお話です🍃

 

王女がまだ小学校高学年の頃のこと。

父は都内で小さな印刷会社を営む叔父に会いに出かけました🌿

 

父が車🚙で出かけていったのはお昼近く。

叔父の家まで2時間ちょっとかかるとして、

3、4時間も向こうで話し込んでいれば、

帰宅時間も少し遅めになるので、

家族はあまり心配していませんでした😌

 

でも、雨🌧も降ってるのにちょっと遅くない?

道が込んでいるのかしら……と

母が心配し始めた頃、

父が帰ってきました。

けっこう遅い時刻だったと思います。

 

玄関先で父はひとこと、

「たどり着けなかった」

と呟きました。

 

すでに何度となく車で行っていた叔父の家に、

なぜかたどり着けなかった、

途中で諦めて帰ってきた、

と言うのです🙁

 

父の話によると、「この道」、

「知っている道」を走っているのに、

違う場所、違う道に出てしまい、

周辺らしき場所をぐるぐる回るばかりだったり、

なぜかまったく違う方向に離れていってしまい、

どうしても叔父の家に近づけなかった、

そうなのでした😔

 

諦めずに何時間もぐるぐるぐるぐる🌀

頑張って走ったみたいですが、

辺りも暗くなってきて雨🌧もやまないため、

諦めて帰ってきたようです💦

 

ナビや携帯もない時代でしたし、

車を降りて叔父に道順を聞くようなこともしなかった父は、

その日の夜だったか翌日だったか、

叔父に電話をして、

道路工事などで道が変わったか、

尋ねていました。

もちろん? 道に変化はなく😓

 

叔父の印刷会社があったのは都内の北の方ですが、

何度か行ったことのある王女の記憶からも、

住宅が多く、工場もあって、

町らしい町の「町中」で、

住宅地を抜ける道は狭いものの、

森や山のあるような、

迷いそうな場所ではありません。

 

──山の中ならなんとなく、

そういう話もあるのかな〜と思えるけれど、

都内でそんなことってあるのでしょうか😳💦

 

 

その後しばらくして改めて叔父の家に向かった父は、

とてもとても警戒したそうですが、

難なく、あっけなく、たどり着いたのでした✨

不思議なものですね……😅✨