叔母のY子ちゃんは霊が見えます。
幼い頃から「不思議な能力」を発揮していたのか、
亡くなった祖父(Y子ちゃんのお父さん)は、よく、
「Y子は宇宙人だからな、尾っぽがあるんだ」
とよくわからないことを話していたそう
王女はちっちゃい頃からY子ちゃんから、
まるで普通の話でもあるかのように幽霊の話を聞いていたので、
おかしい〜とか変な人〜とか思うことなく育ちました
それは王女の母、父たちも同じだったと思います
王女はいつも怖がらされていました
Y子ちゃんは看護師さんです
初めはちゃんと社員として大きな病院に勤めていました
でも、夜勤をすることがど〜してもど〜してもイヤになって、
あるとき「辞めちゃった!」と(^_^;)
王女「なんで!?」
Y子ちゃん「だって、出るんだもん。てかいっぱいいつもいるんだもん」
王女「そ、そんなに……?」
Y子ちゃん「昼間だって場所によっては出るよ 夜なんてホントダメ
夜勤ムリ」
王女「……」
大きな総合病院で夜勤を免除してもらえるはずもなく、
オバケが出るとも説明できなかったため、
Y子ちゃんは病院を辞めたのでした。
Y子ちゃんが話してくれたのは、
・空いている病室からブザーが鳴る
・重篤な方の病室からブザーが鳴る
・電話が鳴る
・夜勤で仮眠しているとドアを叩かれる
・肩を叩かれる
・見回りをしていると、誰もいない階なのに人が歩いている
・ストレッチャーが廊下を走ってくる(ストレッチャー幽霊……)
・霊安室からわやわや出入りしている
・霊安室に引っ張られる
・手術中に上に見える……
病院での心霊現象の定番がいっぱいでした
コワイ……
とっても陽気で、どちらかというと能天気(ごめんなさい)Y子ちゃんでも、
オバケのオンパレードは辛かったみたいです
王女、見えなくてよかった……
今も元気に看護師さんとして働いています