しかし昨年のあの神輿担ぎの寂しさと言ったらなかった。
あれで「わっしょい」と言えるのか?
何が言いたいかというと、私の今住んでいる自治体の祭りの話で、町内の神輿担ぎがるわけである。
それでこの町内は、とにかく坂が多く神輿担ぎがかなり難儀である。
さらに輪をかけるように、町民の高齢化が過度に進み、誰が提案したのか、神輿をトラックに積んでお礼参りをするという案がまかり通ったということである。
そして今年もこの町内祭りの日を迎えた。
僕は日頃、夜仕事のため、あまり町内に貢献してないので、祭りの神輿担ぎに関しては、快く二つ返事で承諾している。
だからこの日も店は応援要員を入れて金をかけてまでの、気合参加である。
去年の不自然さをなんとなく思い描きながらの神輿担ぎが始まった。
確かに最初は威勢よく「わっしょい!わっしょい!」と声も出てノリノリでいたが、なんとうちの前の坂になるとなんと去年と同様車に乗せるではないか!!!
ちゃんと嫁に祝儀を渡すように言っていたので、約束どおり、門前に出ていて祝儀を獅子舞に食わせたが、その家の前で本来ならオトコ達が威勢よく神輿を上に突き上げて「わっしょい!わっしょい!わっしょい!」と3回連呼するのだが、当の神輿はトラックの上である。
いやーなかなか口だけでそれは言えないものである。なんの苦労もしてないからね。。。
なんか腑に落ちないまま順番が終わって、次の担ぎ手達にバトンタッチとなった。
うーん、年寄りたちは今年は楽だっただの、言っているが、本当にいいのだろうか?
なんとなくご利益がない秋祭りの出費となった気がするのは、私だけではあるまい。
高齢化社会が生む不条理は、いろんなところに潜むものである。
しかし俺は来年もめげずにがんばって祭りを盛り上げていきたいと心に誓うのであった。