医学の研究は、その成果が引き継がれていきます。教育研究でも、普通の先生が少し努力すれば(特別なエクスパートでなくても)、その研究成果を生かしていくことのできる研究をしたいものです。
⑤研究成果が科学となる研究を
・研究成果を発表(冊子刊行)して2~3年過ぎると、研究を実施した学校ですら、
学校教育活動は元の木阿弥、成果はお蔵入りというのが多くの学校の実態ではない
でしょうか。
・研究者(先生)が、「かくやりました。かくかくの成果が出ました」と言っても、子
どもと向き合うことを二の次にし、勤務時間を無視して、ネバーギブアップでがん
ばり抜いた実践では、普通の学校では実践不可能ですから、研究成果はやがて雲散
霧消してしまうのです。
・子どもと向き合うことを二の次にした(先生同士で議論をしたり、パソコンと向き
合つていただけ)教育研究は、建前の教育研究になり勝ちであり望ましくありませ
ん。子どもの目線に立ち、常に子どもと四つに組んだホンネの(むり・むだ・むら
のない)教育研究が望まれます。
*普通の学校で、普通の先生が実践可能な研究成果でなくては科学とは言えません。
