『父が天音さんには知らせて欲しいと』と、
娘さんからブログへの突然のメッセージ。
昨夜の雨は涙雨やったんやな。
まるで可憐な少女のようで、
ホンマに綺麗やった。
お通夜が終わった後、
初めて会う私に誰よりも時間を割き
ゆっくり話をしてくださったご主人。
どれほどあなたを愛してたのか。
そしてあなたがどれほど
ご主人をご家族を愛していたのか。
2人の絆が伝わってきて
涙が止まらんかった。
15年もの闘病生活の中、
あなたがご主人に弱音を吐いたのは
たった一度きり。
そして、
お子さん達に詳しい病状を伝えたのは
ほんのひと月前だと聞いた。
なんて強い人なん。
なんて優しい人なん。
最後の最後まで、
自分のことより周りのこと。
『奥様、ほんまかっこいいですね』
『はい、かっこいいんです！』
笑顔であなたの話をするご主人。
あなたにベタ惚れやね。
、、、幸せやったんやね。
あなたとの最後のラインのやり取り。
しんどい中やったのに、
私の心配してくれてたあなた。
聡明で勉強家で
しっかり自分を持っていた人。
沢山の事を
あなたから教えてもらったよ。
もっともっと
まだまだ話聞いてもらいたかったよ。
今日も最後のお別れに。
ご主人が花屋に出向き何とか用意された
咲いたばかりの桜の花束🌸
奥様の胸元に手向ける前、
ご主人が参列者に声をかけた。
『今年の桜は見られないと言われてたのに、
ここまで頑張ったんです。
自慢の嫁です。褒めてやってください。』
みんなで心からの拍手を贈った。
強くて、美しくて、愛ある人。
共に命と向き合い、寄り添いあえた時間に
どれだけ支えられてきたやろう。
ありがとう、ありがとう。
寂しくて泣いてまうけど、
さよなら、またね。
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