睡眠時無呼吸症候群・・・ 最後です。。
【治療は?】
睡眠時無呼吸症候群の治療は、
CPAP(シーパップ)療法が保険適用となっています。
寝る時に鼻マスクを装着し、
上気道に一定の圧力をかけた空気を送ることで
閉塞や狭窄を防ぐ方法で、
いびきや眠気が改善され、血圧低下も期待できます。
また、気道を確保するための外科的治療が
適当なケースもありますが、
肥満の場合には効果が期待できません。
その他に、
マウスピースなどを
用いて
下顎や舌を前に移動する治療法もあります。
一人ひとりに合った治療を受けると同時に、
肥満の場合には減量を、
飲酒量が多い場合には節酒するなど、
生活習慣の改善も大切です。
あなたの近くで不規則ないびきをかいている人や、
自覚なく眠っている人は、
もしかすると
潜在的な睡眠時無呼吸症候群患者かもしれません。
まず、その症状や危険について、
本人も周囲の人もよく知ることが大切です。
周囲の人が気付いたら、
まず簡易検査をすすめて下さい。
簡易検査の判定結果によって、
精密検査の必要性の有無が分かります。
早期発見・早期治療につなげることで、
将来の健康・安全への危険が軽減されます。
そして、この病気による社会全体のリスクを減らすために、
誰もが安心して診断と治療を受けられるような
環境づくりが求められます。