【睡眠時無呼吸症候群とは?】
眠気を感じないまま眠りに落ちた、
という経験はありませんか?
そのうえ、集中力の低下や疲れやすさを感じているなら、
あなたは睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群では・・
10秒以上の無呼吸状態が
7時間の睡眠中に30回以上みられます。
眠っている間に呼吸が低下して息が止まり、
無意識に目覚め、呼吸を回復してまた眠るという状態が
何度も繰り返されるのです。
そのため、原因に心当たりのない
寝不足の日々が続きます。
また、そばで寝ている人を
呼吸やいびきで悩ませることになります。
「無呼吸」なので死んでしまうのでは?
と思われがちですが
この無呼吸自体で、死んでしまうことはありません。
むしろ、無呼吸が続くことで、
体に負荷がかかって病気になることや、
新幹線のオーバーラン事件に代表される、
昼間の眠気による事故に関係するため、
本人だけでなく社会的にも問題となります。
警察庁の調査によれば、
睡眠時無呼吸症候群である場合、
交通事故を起こす確率が3倍以上高くなります。
有病率は人口の4%で、
日本には約200万人の患者がいるといわれています。
しかし、なかなか気付きにくく、
いびきをかく程度で受診するのは恥ずかしい
という理由などで、
治療を受けている方が少ないのが現状です。