<ペットボトル症候群>  アミノ酸を利用したスポーツ飲料をはじめとした清涼飲料水には、 糖分が多く含まれています。 毎日、習慣のように飲んでいると糖分の取りすぎを招きます。 これは、肥満だけではなく「糖尿病」や「脂質異常症」などの 生活習慣病の大きな要因になってしまいます。  容量が大きいペットボトルを手にすると、 自然と清涼飲料水を飲む量が多くなります。 清涼飲料水には多量の糖分が含まれているため、 血糖値が急激に上昇し、喉が渇きやすくなります。 そのため、ますます清涼飲料水を多量に飲むという悪循環に陥ります。  血糖値が高い状態が続くと、 インスリンの分泌が少なくなったり、インスリンが効きにくくなったりして、 急激な脂肪分解が起こります。 その結果、意識が朦朧としたり昏睡状態になったりする状態を 「ペットボトル症候群」と呼んでいます。   「ペットボトル症候群」には、初期症状はありません。  口や喉が渇いたり、多飲、多尿といった症状がでてきたら、注意が必要です。  また、「ペットボトル症候群」は、 肥満傾向にある人や軽度の糖尿病患者に多く見られます。 これらに当てはまらない人でも、毎日多量に清涼飲料水を飲んでいれば、 次第に肥満傾向になったり、血糖値も高くなってきます。  「ペットボトル症候群」にならないためにも、 水分摂取の際に清涼飲料水はなるべく避けて、お水やお茶を中心にし、 適度に運動をして肥満を予防する事が大切です。