先日、高校の卒業式がありました

卒業式といわれて連想するものは何でしょうか

よく晴れた空に綺麗な桜、
仲がよかったクラスの皆との別れの寂しさ、
歌を歌いながら流す涙、

人によって違うとは思いますが
卒業式=感動的なもの、晴れ舞台のような
イメージがあると思います

私の卒業式は違いました

何も悲しくない、少し嬉しくて、空虚だった

きっと一昨年よりも去年、去年よりも今年、
卒業式の時に溢れ出す感情の熱というものは
冷めてしまっているのではないかと思います

私の学年は高校一年生の三学期末に
コロナの感染拡大を受けて
全国的に一斉休校になった学年でした

初めての高校生活、校風は自由で
誰かの誕生日にはお昼にお菓子を持ち寄って
皆でお祝いしながらカードゲームをしたり

学校の帰りに商業施設によって
流行りの物を食べて写真を撮ったり

あぁ、高校って想像の何倍も
自由で楽しいんだ

そう思いました

文化祭や球技大会の時の先輩方は
髪型も派手でみんな煌びやかな装飾をつけて
楽しい笑い声や素晴らしいプレーに沸いた歓声が
強く耳に残っていて

来年からは私達もこうなるんだ

これからはもっと楽しい未来が待っているんだ

楽しみだな


そう思っていました


実際は違った、

高校2年は6月になるまで学校に行けませんでした

同級生のマスクをとった顔はあまり見ていません

どんなふうに笑うのか、実際には知りません

お昼ご飯も一緒に食べていません

文化祭もできませんでした

球技大会は歓声をあげてはいけない、
大声を出してはいけない、
ほかのクラスを見に行ってはいけない

待ち時間が地獄でした


あれ、高校ってもっと楽しい場所に見えていたのに

希望を見せられてから絶望させられた
私達の学年は何だか空虚でした

あぁ、やっと絶望の高校から離れられる
でも、大学ではどうなるのかな

クラスではしゃげることも無かった私たちは
このメンバーじゃなきゃ悲しい的な感情が
湧くはずもなく

あまり親しくない同級生たちに
むしろ不審感を覚えるほどに

充実していなかった

そんな高校生活を突きつけられた卒業式でした