父は昔から、

「なんとなく嫌な予感がする」

そんな“勘”がわりと当たる人です。


ある日、車に荷物を積んでいた時のこと。

ふと、背中に何か触れたような気がして、

理由も分からないまま横に跳んだそうです。


その直後――

ドンッ!とトラックが突っ込んできました。


あと一瞬遅れていたらと思うと、

ちょっと背筋が寒くなります。


運転手さんは

「車も人も見えていなかった」と話したそうで…。


父は

「きっと守られたんだろうな」と、

いつもあっさり。


ちなみにこの話になると、

母は決まって

「保険金、もらえなくて残念だったね」と一言。


そこから始まる、

お決まりの夫婦げんか😂


でも結局、

父が元気で、

今日も母と口げんかできていることが、

いちばん平和で、いちばんありがたい出来事なのかもしれません。