会社の地方工場で、子会社による模擬査察(EU-GMP)があり、通訳として同行した。
当局のGMP査察は、通常、プロの通訳を使う。
ただ、模擬査察の場合は、コストの問題やら何やらで社内で調達する場合が多い。
通常、GMP査察は2手あるいは3手に分かれ、3-4日かけて行う。
だから当然、私だけでは手が回らないから他にも通訳が必要になるけれど、最近は、
「英語が得意」な現場担当者が選ばれて、交替で通訳に当たることが増えてきた。
GMP監査はGMPガイドラインにのっとり、システマティックに行われるため、通訳が本業でなくても現場が分かり、英語が得意な人間なら、数回同行すると、大体の要領はつかめるらしい。
で、服装の話。
最近の査察では、私は黒いスーツを着て、他の「通訳」は(製造現場の)制服や、よりカジュアルな服装というケースが増えてきた。
そうなると、気づいたのは
-他の担当者は名前で呼ばれ、
-私は名前を憶えてもらえないまま「通訳さん」と呼ばれるのだ。
社員証を首から下げているのだけど。
でもまあ、それだけ「黒いスーツ」が分かりやすいということだろう。
ということで、連日、黒スーツを着続けた。
しかし、もともと黒を着慣れない私。
3日で、飽きた。
プロの通訳さんは日常的にこのような格好で、大変だなあ。。。