いつかは必ず訪れる・・・

 

これから自分のサロンをスタートしようと、苦手なインスタの更新を毎日続けていた矢先のことでした。

元気だった父が突然体調を崩しました。血圧がかなり下がり、会話中にも意識が飛んでしまうことがあり、入院することになりました。血圧は70台まで落ちていました。

 

担当医からは「体を動かすことすら危険な状態」と説明を受け、家族には「いつどうなっても不思議ではない」と告げられていました。

 

父は若い頃、家庭をあまり顧みず、家のことは全て母に任せっきり。毎日仕事はしていたけど、夜は必ず飲んで帰宅する、そんな人でした。最近でも元気で自由すぎて家族は少し手を焼いていたくらいです。

 

父は生命力が強く、今まで何度も危険なところから復活し、今回も血圧が90台まで回復したところでした。

12日に面会した時、父とは「もう少ししたら家へ帰れそうだね」と話していました。

 

でも、私たちが家へ帰宅した1時間後、病院から父が急変したとの連絡がありました。

私も母も、「元気になったから歩こうとして転倒でもしたんじゃない?」と話していたほどでしたが、病院へ再び戻ると、父はもう息を引き取っていました。

1時間半前に元気に話していたのに信じられない気持ちでした。

 

実感はまだ湧かないものの、父を目の前に「もう会話が出来ないのだ・・・」という悲しみが込み上げると同時に、1週間前から続いていた父の身体の痛みから解放されたことにはホッとする気持もありました。

 

私は3年半前からインド占星術を勉強しています。インド占星術は輪廻転生が前提となっており、肉体は終わっても魂は続くという考えがあります。そのため今回、父が亡くなっても冷静でいられる自分もいました。もしインド占星術を勉強していなかったら、父のことを好きだった私にとって、もっと辛い気持ちを引きずっていたかもしれません。

 

最近では、輪廻転生についての研究も進んでいますが、それを信じる人も信じない人もいると思います。でも人それぞれ考えが違っていて良いと思います。

 

ただ、インド占星術だけに限らず、インド哲学を学ぶことで生きることが少し楽になると感じています。

 

ヨガ哲学の八支則の中には『ヤマ』という守るべき道徳的な教えがあり、その中の『アパリグラハ(不貪)』では「必要以上に所有しない」「物事に執着しない」という教えがありますが、今回、父の旅立ちに、人は本当に「身ひとつ」でこの世から去るのだなあと深く実感しました。

 

生きていると 色々なものが欲しくなったり、物を手放すことが難しいと感じるのですが、結局あの世に持っていけるものは何一つありません。本当に「身ひとつ」なのです。

 

だから、必要な物はもちろんありますが、「来世にも持っていけるもの」それは経験から得るもっと大切なものだと思いますので、それを大事にしていきたいと思います。

 

初回の投稿なのに少ししんみりな内容となってしまいました・・・(^^;)

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

おまけ。

今回、父も家族も延命治療を望まなかったため、自然に旅立ちました。

日本人の寿命は長いですが健康寿命って本当に大事だと感じます。

 

食事と運動、メンタルケア・・・ わかっていても実行し続けるのは難しいですね(汗)私も日々葛藤しておりますが、みなさまも健康を大事に頑張ってまいりましょう!