さいなら新風舎~。。。
あ~あ、倒産しちまったよ、新風舎。参った参った。いや、倒産ではないか。ちゃんと言えば、民事再生法の適用を申請したですね。
出版した人に『書店に本が流通しない』ってことで訴えられ、そっから利益が激減したみたいですね。自業自得というかなんというか。確かに本を出したら終わりみたいなとこある会社。営業なんか力入れてない。「本を出しませんか? 出しましょう!」って営業には力いれてるけど。
ま、本を出して後は何もしないってのは著者にも言えるんですね。並ばないのなら自分で営業いけばいいのに。んーもしや、大半の人は行ったのかなぁ?
一冊の本になるくらいの作品を創り、それを出版するまでにはもちろん努力も必要だと思う。でもその後がもっと大切なんですね。それもせずに増刷・印税生活とか、ありえないなぁって。
まぁ、一番だめなのはもちろん新風舎。夢をどうこう言っているけど、ただのあくどい商売だった。ニュースでは叩かれまくってますね。そこまで悪いのかは分からないけど、結局そんな夢をくいもんにするようなとこは倒産しても仕方ないかな。まぁ、応援したい人は応援すればいいと思うけど。
でもまだ出版制作途中の著者もたくさんいるんだよね。不安で不安で仕方ないだろうなって思う。きっとなんとかそこまでは保証してくれると思うけど。でも出版後だって、イメージがよくないよね。本屋さんも置いてくれるのかな。なんか、やるせないなぁ。
といっても、僕の新風舎の著者の一人。かつてのあの本はどうなるんだろう。いつか僕が有名になって、幻の処女作となって高く取り引きされたらいいけど(いいんかい!)。まぁ、ほんと小部数だけが誰かの手元に残るだけなんだろな。
でもやっぱりあの本を今は、その程度だったと思う。悲観してる訳でもなく、否定してる訳でもないです。40巻くらい出してる漫画家が1巻の絵は見れないって言う気分に似てるかな。もちろん、僕はそんな高いレベルじゃないけど。
あれがその時の自分の限界だったから、思い入れもかなりあったし、著者営業もしました。ただ写真もまだ本格的にやってなかったし、詩も自分よがりだったとも思う(僕はそういう系の詩集は今でも好きだけどw)。
ほんとね、今ならもっといいものが創れる自信があるんだなぁ~。
話を戻して。新風舎の写真賞にも作品を送ってたんです。怪しいけど、最終候補とかまでいってたみたいで、2月に発表だったわけで。。やっぱり無料で出版がしたいから大賞のみを狙ってました。出来は良かったから楽しみにしてたのにさ。倒産でしょ。応募した作品も返却してくれんだかどうだか。テンション下がりまくりよ。仮にまだちゃんと続いていたとして、もし大賞とったとこで…ねぇ。もう新風舎から出したくないって。
またそれを別のとこに送ればいいかもしれないけど、なんていうか魂が抜けちゃってるんよね。僕にじゃなく、本に吹き込んだ魂。塊じゃないよ。タマシイ。
例えば、誰か特定の人の為に作った料理は、やっぱり他人が食べてもおいしくない。なんかそんな目に見えないものがあるんだなぁw。それを言葉で言うには難しいけど。
んーやっぱり僕の気持ちの問題かなw。
ま、もう新風舎はいいか。考えると嫌な気持ちになっちゃうし。
そういえば前にも潰れたとこあったよね。碧天舎だったかな。あれは自己破産だからもっとタチが悪いのかな? そういえば、(営業の電話してきて色々話を聞かされたのに、次にまた電話かかってきた時に『1度話をしてみたかったんですよ』って言う担当者がいる)日本文○館は大丈夫なんかなぁw。
まぁ新風舎…倒産ではないけどきっともう無理だろうなぁ。ここまで色々テレビで言われてたらねぇ。
苦労したのでこっちにも
もう一つのブログ『LOMO日和』
用に作ったんだけど、なんやかんやと苦労したし、こっちのブログだけを見てくれてる方もたくさんいるので載せちゃいます。コスモス写真をまとめたのね。
というのもね、写真家さんってやつは撮るものが決まってる方が多いような気がするのね。空や猫やモノクロや人物。そういう人たちって、やっぱし仕事もとりやすいのかなぁって思うんです。僕もそういうのないかなぁって思っていたら、一番良く撮るのがコスモスなんです。だからコスモス写真家とかもいいんじゃないかーって思ったって話しです。でも秋しか活動しなくなるねw。そりゃいかんねw。
だからまぁ、コスモス撮るなら雨樹一期という感じの図式があったらいいのになぁってね。ロモグラファー(LOMOgrapher)雨樹一期とかもいいんだけどね。
まぁ、そんなことウダウダ言ってる内はだめなんでしょうねw。
あぁ~あぁぁあぁ
さ~当ブログ、自分なりに順調に更新してますが、みなさんいかがお過ごし? そろそろ食っちゃ寝生活も終わりが近づいてきましたね。と、同時に現実が襲ってきまぷ。いやん。
自分は時間ない方が頑張る奴なんかもしれません。作品が全然できないし。何を創ればいいか分からんのね。それとやっぱり夜型人間なんですね、朝方まで起きてる生活。
そんなこんなで
全く働く気がしねぇーー。
と言ってもそうゆう訳にはいかんのです。現実とは厳しいのです。ていうか今のグウタラ生活を長く続けるのも、それはそれでしんどいのれす。てことで切り替えていかなきゃな。って明日から仕事だよ。
夜勤から昼出勤に変わってからというもの、日曜洋画劇場のエンディングテーマのでーんでーんで・でーんでーんで…、って曲がこの世の終わりのメロディに聞こえます。
サザエさんを見てると憂鬱になります。逆に金曜の夜にやってる探偵ナイトスクープはテンションがあがります。You Tubeの動画まで貼り付けて、だからなんなんだといった具合ですな。
さ、ではでは頑張っていきましょう。頑張らないとしょーがない。
でも、もーすぐしたら安藤裕子さんのライブがあるので、楽しみです。生はもっとかわええ。いつか彼女のCDのジャケット写真を撮りたいです♪♪
豊風と僕~その⑧
* 7 * は コチラ
* 8 *
「じゃあなんで裸の女がおるかってとこやな。理由は何てことないんやで。考えたら分かると思うんやけどなぁ~~」豊風はそこで一旦話を区切る。
僕はいい加減イライラしてきた。これも感情ではなく、記憶がイライラしてるのか? 『もう、はよ言うて! もどかしいねん、自分』
「なんやなんや、ちょと待てや。俺が言おーとしてるのを、そうやってお前がいちいち突っ込んでくるから、話それていってんちゃうか? 俺はずっと言おう言おうとしてるんやで。でもお前の常識染みた疑問質問コーナーが始まるんや。こっちがもどかしいっちゅーねん。いっぺん黙ってずっと聞いとけや」豊風はそう言ってその場に座り込むと、僕を指差し、そのまま座れと地面を指す。
うん? そういや確かに豊風の言うことも一理あるかもしれないな。それに、これ以上くだらない議論していても意味がない。『よし、分かった。黙っとく』僕は豊風に素直に従った。
すると豊風はええ子やええ子やとでも言うように二度と頷くと、話しはじめた。なんだか親に説教される子の気分だ。
「まずな、五年後に再生するってことは分かったな? あ、いちいち理解せんでもええで。事実に従えばええ。新たな質問もすんなよ。疑問は胸の内や」
『分かってるよ』
「よっしゃ。で、裸の謎はなんてことない単純な話や。今お前が着てる服に何か見覚えないか?」
おいおい、黙って聞いてろと言っておきながら質問だよ。『さぁ~分からんなぁ。別に一張羅でもないただの普段着やし』僕は答える。
「まぁそうかもな、五年前の服装なんか覚えてへんか!?」豊風は得意気に言う。
五年前の服装ね。そりゃそんなもん覚えてる奴いる訳…『あっ、そうか』なんとまぁ、ほんと単純な話だ。
豊風はまた僕を指差し、言った。「そや、分かったか!? 今着てるのは死んだ時の服装や」
『なるほど、ほんまに単純な話や』こんなことくらいならすぐ言えばいいのに。
「お前が着てる服は車に跳ねられた時の服や。だから裸の女は死んだ時に裸やった訳やな。なんで裸やったかなんて知らんし、知りたくもないけどな」
なるほどなるほど、豊風が白いTシャツにジーンズという、数十年前に流行ったような古いイデタチに、靴を履いていなのもそういう事だったのか。
「ちなみに再生する場所は死んだ場所や。おっと質問はなしやで―」豊風は広げた手の平を僕に向けながら続ける。「―お前は、『オレはここで死んだのに違う場所で再生したぞ』って言おうとしたやろ?」豊風はチッチッチと指を揺らし舌をうつ。また化石級のそれだ。
「ちゃうねやちゃうねや、確かにここはお前の事故った場所かもしれん。そんでたぶん救急車がきたんやろな。でも病院に運ばれてる途中の道で死んでもうたってわけや。だからお前の死んだ場所は現場と病院を結んだ道なはずや。そこで今の世界に『いらっしゃーい』ってなったんや」そう言って髪をかきあげる豊風。桂三枝のあれだ。今どき平然とよくやれたもんだ。
『なるほどね、そういうことか。死んだ場所があそこやったんや。ほなら病院とかやと再生する人がめっっちゃおるんや。生きてる人と同じベットの上で再生したりするんや。そう思うと不気味やな』
「そやな。でもまぁ、生きてるときはそんなん気付かんからな」
『気付きたくないな』僕はかぶりを振る。それはさておき…。
『で、俺はどうやったら向こうの世界に行けるん? ていうかココで何をしたらいいん?』
そう、これが本題だ。
続く…