こんにちは。

「香りと、紡ぐ」ナカザワ　アマネです。

不定期に私の本棚にあるアロマテラピー関連の本を紹介しております「私の本棚」

不定期にも程がありますね…

今回もお付き合いくださいませ。

5月12日（日）に開催されます第50回アロマテラピー検定。

公益社団法人日本アロマ環境協会が年2回開催している検定です。

当スクールでも対策講座を開催しておりまして。

あとは、最終日の模擬試験のみ！となりました。

試験日まであと1週間！

受験予定の皆様は、追い込みという感じでしょうか。

今回ご紹介する本は、アロマテラピー検定受験予定の方、そして無事合格され、更に上の資格を目指される方、アロマテラピーをすでに実践されている方皆様に参考になる本だと思います。

あ、アロマテラピー検定受験予定の方と書きましたが、検定テキストをもう少し掘り下げたい方には良いかもしれません。

もう覚えるだけでいっぱい！という方は、合格されてからゆっくり掘り下げてみてくださいね。

〈香り〉はなぜ脳に効くのか

アロマテラピーと先端医療

塩田清二著

NKK出版新書

一般社団法人日本アロマセラピー学会の名誉終身理事長、塩田清二氏の著書です。

「アロマセラピーと先端医療」とのタイトル。

嗅覚のメカニズムやアロマテラピーの歴史、そして医療分野におけるアロマテラピーの可能性について書かれいます。

アロマテラピー検定受験予定の方は、嗅覚のメカニズムについて勉強されていると思います。

においを感じる仕組みについてだけでなく、海馬の働きを表すプルースト効果や、嗅細胞の再生の可能性についても知ることができます。

こちらも検定受験者を悩ませているであろう、アロマテラピーの歴史。

それぞれの人物や出来事についてや、ガットフォセについてもテキストよりほんの少し幅広く書いてあります。

ただ名前と出来事を覚えるのももちろん良いですが、それぞれの人物や背景についても書かれているので、身近に感じ、理解しやすいかもしれません。

そして本の半分程を占めて書かれているのが、医療分野での可能性について。

アルツハイマー、がん、女性特有の疾患、小児科疾患、肥満など、様々な疾患に対しての精油の効能、今後の可能性について書かれています。

しかし、決して「精油で病気が治る」という事ではありませんし、誤解を生むような伝え方をしてはいけません。

医療を受ける機会を奪ってはいけません。

通院中やお薬を使っている方、何らかの疾患を抱えている方に、簡単に医師ではない者がアロマテラピーを勧めるのは無責任な行為ですよね。

この本にも、

【アロマセラピーを臨床の場で行う場合の主体は医師であることはいうまでもありませんが、看護師や助産師、あるいは薬剤師といった医療従事者もアロマセラピーの理論と実際を十分に理解し、十分に訓練を受けた正しい施術を行う必要があります。】

と書かれています。

現時点では精油はあくまでも補完的に使われるものであり、十分な知識を得て使われるべきものであるという事。

常に新しい情報を幅広く取り入れておく事も大切です。

いろいろな講座に行ってみたり。

自分で興味のある分野を掘り下げてみたり。

本を読んでみたり。

私も日々勉強です。

長くなりましたが…

こちらの本、2012年…12年前の本なので、新しい発見がされている部分もあるかと思いますが、とても参考になる本です😊

ぜひ読んでみてくださいね。

それでは。

ローズマリーの魅力たっぷりの講座です。

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