ご報告

妊娠8ヶ月の時
子宮内胎児死亡でお腹の中の赤ちゃんが亡くなってしまいました。


死亡が確認される3日前に妊婦検診があり
赤ちゃんが元気に動いている姿を超音波で見ていたし
ドクンドクンという力強い心拍音も確かに聞いていたので
信じられないまさかの出来事でした。


ヘソの緒が赤ちゃんの身体に巻き付いていたわけでもなく
早期胎盤剥離でもなく
病理にも出しましたが、結局、死亡の理由はわかりませんでした。

今の医学ではわからない。
妊婦さんの1000人に2，3人の割合で
理由がわからないまま赤ちゃんが突然亡くなってしまうことがあるそうです。



たった昨日までお腹の中ですくすくと育っていたわたしの赤ちゃんは
死亡した途端、お母さんの身体にとっては異物になるそうです。

「異物」。
先生に言われたこの言葉は苦しかった。




促進剤を使って出産。
もちろん赤ちゃんの産声は聞こません。
助産師さんからは産まれた時刻も伝えてもらえませんでした。

静かな静かな出産でした。
世の中に、こんな哀しい出産シーンがあるんだな・・・
なんて事をいきみながら考えていました。



対面した赤ちゃんはわたしが想像していたよりもずっと大きくて
（8ヶ月だったので）
睫毛も爪もちゃんと生えていたし
ちょっと小ぶりでしたが可愛い男の赤ちゃんでした。



息をしていないし、動かないし、温かくなかったけれど（亡くなっていたから）
それでも赤ちゃんを抱くことが出来たときは
普通に息をして産まれてきた子を抱くような
幸せな気持ちを私も味わえたんじゃないかと思います。



赤ちゃんには出来る限りのことをしたかったので
遺体は病院から引き取り、
1日だけですがお家に入れてあげました。
主人は反対しましたが一緒のお部屋で眠れたことは良かったと思います。
葬儀もお家でひっそりとあげることができました。




出産後は赤ちゃんが亡くなった理由がわからないということで長い間苦しみました。

私と同じような経験をしているお母さんたちと同様に
わたしも自分を責め続けていました。
自分のせいで赤ちゃんが亡くなってしまったんじゃないのかって。



それでも四十九日を境に
気持ちを切り替えていくことの必要性を感じ
徐々にではあるけれど
切り替えていかなきゃと意識しています。
（と、いいつつあまり出来ていませんが・・・）



ブログもなかなか開くことができずにいますが
わたしの未更新に心配してくださっている方のためにも
気持ちが落ち着いてきた今、ようやくお知らせできました。



すっかり行動力がなくなってしまい、
気がつくと家に引きこもりがちになっていたり・・・。
ネガティブ志向が深まらないように
徐々にブログも再会できるようにしていきたいと思ってます。