映画を見終わって、最初にダンナに言った言葉は
「マリサ・トメイの映画だったね」
ということ。
 
アン・ハサウェイ→美しく知的でリッチな精神科医
ピーター・ディンクレイジ→その夫で、スランプに悩むオペラ作曲家
マリサ・トメイ→ストーカーで捕まったこともある重度の恋愛依存症で治療中の女船長

 

アンが40代、
ピーターが50代
マリサ還暦
 
という、大人のラブコメで
理知的で優雅で美しいアン
見た目も性格もヤバいマリサが対照的に描かれ
 
でもマリサの、ヤバいがゆえの
人間味、温かさ、繊細さ
という魅力が爆発してた。
 
マリサ・トメイは、「いとこのビニー」を見て以来の
ダンナの推し女優。
 
「いとこのビニー」でも、
キャッツアイみたいな全身ヒョウ柄のレオタードを着て
めっちゃかわいいのに、めっちゃヤバい役柄を演じていた。
 
他のハリウッド女優と違い、
年齢を重ねても整形などいっさいせず、
どんどん老けてるけど、
その老けっぷりと比例して
いい出汁がどんどん出てきてる、みたいな感じ。
この作品はまさにハマり役だった。

 

 

 

 

 

ピーターは、軟骨無形成症による小人症で、身長132cmなんだけど

登場人物が誰もそのことを気にしてない、

というか意識すらしてない世界観も、この映画の成功の一因。

 

前も書いたけど、

ピーターが「名犬ラッシー」で演じた

旅人が、私の理想の男性像で

 

このブログを書いたのは今から14年前だけど

この映画の彼を超える男性像に

その後もめぐりあっていない。