まだまだ止めませんよ | 恋、ソープ嬢こばとの愛され組曲

恋、ソープ嬢こばとの愛され組曲

アマデウスレコード
9thブログ
    SP音源で聴くモーツァルトはじめました。

音楽、バーナード・シーガル。

「歌声の消えた海」で犯人を演じたロバート・ヴォーンが再び犯人を演じる。ところが、コロンボが追い詰めたところで、ドラマ中盤で、この犯人は死んじゃう。実は彼は実行犯で、真犯人が後ろで糸を引いていた。という二重構造。

実はこの仕掛、製作段階ではエイプリルフールに放映されるつもりだったらしい。

そして、更におまけがある。

それは、犯人を証した後、刑事コロンボシリーズでは珍しく同僚たちとの場面がこの『さらば提督」では最後に付いてる。

「チャーリーを殺したのもスワニーでしょうか」という若い刑事の問いかけにコロンボは「たぶんね」と軽くあしらっている。実はここも突っ込みたいところで、実際の放映版ではかなりのカットが有り、つじつま合わせを取り繕っている。

さて、ここで相棒に「マッチある?」と、葉巻に火をつけてもらう。

「警部、タバコはやめたんじゃ?」に対して、「まだまだ、まだまだ 止めませんよ」と念を押す様に答えながら、手こぎボートで沖に旅立つ。

実にこの『さらば提督」は、刑事コロンボ第5シリーズのラストのエピソード。この後、刑事コロンボの旧シリーズは第7シーズンまで放送される。(最終的には18シーズンまでつづいた)

後々のエピソードで、ジョーズが登場するのをご記憶だろうが、「さらば提督」で、ユニバーサル撮影所とNBCの契約は切れて、この『さらば提督」を持って刑事コロンボシリーズは終了するはずだった。果たして、先を予見していたかわからないけれども、『まだまだ、止めませんよ』とスクリーンの中から視聴者へのメッセージだったことには違いない。

しかし、今回の BS-TBS の放送スケジュールは、ここでのオンエアに成ったのはなぜだろう。パイロット版から順序立てて放送されてきてましたが、今週は第4シーズンと第5シーズンが入り混じり、2時間放送枠のエピソードが一気に放送された。


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