新潟総鎮守「白山神社」を訪れました。





こちらでお祀りされている主祭神は

菊理媛大神(ククリヒメノミコト)


そして原初の夫婦神、つまり無理やり西洋に当てはめるとアダムとイヴとなる

伊弉諾尊 (イザナギノミコト)

伊弉册尊 (イザナミノミコト)の3柱です。


 この3柱の神様は日本神話(日本書紀)においてイザナギとイザナミが夫婦喧嘩をしたときにククリヒメが二人の仲を取り持った関係なのです。


このことからククリヒメが「縁結びの神様」となっています。


イザナギ、イザナミは日本神話の中で、初めて国を産み、神を産んだとっても位の高い神様です。


天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代

右がイザナギ、左がイザナミ。二人が天の橋に立ち、矛で混沌(未発達で無秩序な物のスープ)をかき混ぜて国(日本)を作っているところ。


ククリヒメの「くく」は、物事を「くくる」意味で、乱れた糸をくくり整えるように、男女の仲を取り持つ「縁結び」の意味があります。さらに「くく」は「聞く(ききいれる)」とも解され、男女二神の仲取持ちをして、女神の言うことを男神に聞入れ、男神の言うことを女神に聞入れる「聞入れの神」であると言われております(平田篤胤の論による)

平田篤胤像(江戸時代後期の思想家、神道家)


管窺武鑑、北國太平記によると、天正十三年白山島には上杉景勝と新発田重家が戦った白山城があり、城内に白山大神をおまつりし、商人であふれ賑わっていたという記述が見られ、当時より商売繁昌の神として崇められていた記録もあります。


ククリヒメは女性の神なので、生命を生み出し育てる親神様として、白山から流れでる生命の源、水を司り豊富な水資源により北陸の流域に農耕、殖産興業を起こし人々の生活を豊かにする根源と崇拝され、境内には米蔵が建ち並び秋には収穫の感謝を込めたお米がたくさん奉納されました。


つまり以上のことが加賀国、越前国、美濃国にまたがる白山信仰(白山を由来とする山岳信仰)、そしてその象徴が『白山神社』なのですね。







縁結びのパワースポットとして全国から「くくり」を求める女性の切実な願いが絵馬に込められています。


中でもつい、あまりに健気で一途なお願いだったので僕が縁結びの神様だったら、1番にこの女性の願いを叶えたいと思うので、応援の意味を込めて掲載させていただきます。

特に最後の一行が😊(欲張ったお願いでも「できれば」を添えた奥ゆかしい付け足し)に負けました!応援したい📣💕


こちらは何か訳ありのようででも縁りが戻るのは悪いことでは無いと思うので、これも応援の気持ちを添えて。


神社を囲むように広く「白山公園」があり、のんびりと散策できます。


とても綺麗な噴水のある池。



もはや…忠犬どころか「聖犬」です!

でも(タマ公)って…もう少しワンちゃんの名前何とかならなかったのでしょうか😅💦