家族の在り方について

考えさせられる映画でした!



作中何度も登場した

「奇跡」「ギフト」という言葉


最後まで見た個人的な感想は

奇跡=家族を繋ぐ絆?のようなもの

ギフト=魔法の力

なのかなぁと。


ギフトを与えられなかったミラベルが

家族を繋ぐため(奇跡を起こすため)

真実に目を向けて

魔法ではない家族の個性や思いを

引き出すことができた



映画を見進める中で

「完璧な人間なんていないのに」

「特別じゃなくたっていい

 特別な能力じゃなくて、

 そこにある命の存在そのものを

 見つめるべきなのにな」

とずっと思ってたので、

最後の最後でギフトの力を使わずに

地道にみんなで

完璧じゃない家を作り上げた場面は

とってもとっても心がスッキリしました!



個人的には

全員ギフトのない凡人になって

エンディングになるのかな〜と思ってたけど

結局カシータも戻り、

みんなのギフトも戻ったラストでした


魔法の力が戻っても

一番大切なことは何なのか

みんなが気付けたからこそ

この結末を迎えられたのかなぁと。


魔法の力が全てじゃなくて

魔法の力もそれ以外も含めて

個々人の役割や個性として

捉えられるようになってるといいなぁ



最初っからおばあちゃんが苦手で苦手で

仕方なかったんだけど

おじいちゃんとの別れのシーンは

涙涙でした…

「完璧に」「私たちは特別な家族」と

家族に向けて放っていた言葉は

おばあちゃんが一人ぼっちで頑張るための

自分を鼓舞するための言葉でした…



家族の在り方については

個人的には

干渉しすぎるのはとても苦手。

やりがいも何かに対する愛情も

誰かに与えられたものではダメなんだよね

自分で探し出さなきゃいけないんだなぁと実感

マドリガル家の人たちだって

自分探しの過程で自ら望むなら

家を出て自分の力で生きてみたり

どこか遠くに旅に出たりすることも

してみたらいいのにな〜なんて。


「家族」って聞こえはいいけど

時には励みや支えになりつつも

時には子を縛り付ける足枷にもなりうる

実は危うい関係性だなぁと思う

血の繋がりは切っても切れないし

家族に植え付けられた価値観は

自分の中で根付いてしまうから

それを払拭するのもなかなか難しい。

自分自身を振り返るいいきっかけになったなぁ

と改めて感じる作品でした




最後に

頭悪い感想で申し訳ないけど

音楽、映像がとっっってもよかったです!!

鳥肌ものでした!!



素敵な作品をありがとうございました❤️