本日、俺の物語がひとつの区切りを迎えた。


彼女が今日、息を引き取ったからだ。


もちろん覚悟はできていた。


ただ、瀕死の彼女がいるのと、いなくなるのと、これほどの違いがあるのだと実感した。


自分に独りで生きる意味があるのかとも考えた。


思い出しては泣き、泣いては奮い立たせて動き出し、を繰り返した。


彼女は優しいな。


ちゃんと金曜日を選んでくれた。


まだ生きなきゃ。


だって、身体は動くのだから。


今までありがとう。


貴方を愛せて、幸せでした。


本当にありがとう、しんどいのにがんばったね、お疲れさま。


今はまだこちらにいるけど、また逢おう。