長女が4時間目の授業中に気分が悪くなり,保健室へ連れていかれた.

そのとき,私の携帯に保健室の養護教諭から電話があった.

でも気分が良くなったので給食は食べると言っているが,場合によっては

午後授業を受けないで帰宅するので学校へ迎えに来て欲しいとのことだった.

 

実際には給食も食べ,午後の授業も受けて一人で帰ってきた.

前日に寝るのが遅くて睡眠不足で朝食も少ししか食べなかったのが原因かと思う.

 

授業中に気分が悪くなった時,近くの一人の女生徒が長女の異変に気が付き声をかけてくれたという.

顔面蒼白だったという.別の男子生徒が手を上げて授業をやっていた女性教員に知らせて

電話で養護教諭を呼び出して保健室へ連れていかれたとか.

 

一分以上も複数の生徒が気が付いていたけれど,授業をしている教諭は気が付かなかった.

 

まあそうだよね.

授業をしている教諭は20数名の生徒の顔を見ている余裕は無いよね.

 

顔面蒼白で気分が悪くなって,近辺の数名の生徒らが大丈夫か声をかけあっていても

教員が気が付かないなら,

 

 誰かが誰かにちょっかい出して虐めをしていても教諭は気が付かないよね.

 

 そういうものだ.

 

 教諭が悪いのではなく,現在の学校のシステム上そうなる.

 

 義務教育を謳っているのに現場に人的リソースをさけていない行政の矛盾.

 

 それをかぶるのが教員であり,最終的には生徒らがかぶる.

 

 不登校児が増えるのは当然で,賢い選択だと思う.

 

 なにか虐め事件が起こってから不登校になるのは遅いのではないだろうか.

 

 むしろ小学校一年生の時から不登校が最善の選択であると思う.

 勉強なんて家でもできるし,学校での集団生活は軍隊か刑務所にでも入らない限りないだろうし.

 

 

 

 

 上の本によれば,自閉スペクトラム児の8割がかなり深刻な虐め被害を受けている.

 

 (過去記事1)でも書いたが,旭川市みたいに酷い虐め事件が起こってもそれでも学校はつぶれていないし生徒数は減っていない.生徒数が確保できている限り,学校も文科省も本腰は入れないだろうな.

 

 

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(過去記事1)