先日、支援センターのスタッフさんが、あるお人形について教えてくださいました





それは、ウォルドルフ人形です







シュタイナーの教育思想を背景に生まれた人形だそうで


羊毛をしっかり詰めてあるので、いっぱい遊んでも、一緒にお風呂に入っても、へたらないそう





目や口を、できるだけ単純な形にしているのにも意味があって

その時その時の子どもの気持ちを、受け止めることができるようにするためだそうです







もうひとつの特徴は、子どもにとって身近な人が作るということ




その子の事を思いながら、ひと針ひと針丁寧に作られた人形は


子どもにとっても、作り手にとっても、かけがえのない存在になるそうな







そんな話を聞いて、とっても興味が湧き


京都の宇治にあるおもちゃやさん
キッズいわきぱふさんに遊びに行ってきました




そこで出会ったのが

子どもの胸にほっこりなじむサイズの"ぽあぽあマリヤ"というお人形





一歳のみぃちゃんにピッタリのサイズでした



8月にはぱふさんで、このぽあぽあマリヤを作るワークショップも開催されるようでしたが

3000円でキットを購入して、お家で作って見ることに




でもとにかくコツがいろいろあるらしく…



作る前にミクシィのコミュニティを覗いてから作ってみました
ひさびさにミクシィ使った〜



作った工程はこんな感じです↓





まず自分で作るなら、説明書にあるように、綿をしっかり計量することが必須


持っていなかったので、キッチンスケールを購入するところから始まりました




それが届くまでに、洋服の縫製を済ましておくことに



頭の土台を包むガーゼを袋状にして
上着は脇の下を縫って、いらないところをカット、頭を通す穴も切り込みました✂︎



ズボンの後ろ側と股下を縫って、いらないところを丸くカット✂︎








キッチンスケールが届いたところで、説明書にあるように、頭の綿の重さを計り



端からキュッキュッときつく丸めていきます。

手元のボールの幅に合わせて綿を持ち、巻いていきます



この綿を丸めていく作業が意外と大変で、
この作業で次の日、腱鞘炎になりました






そこから、放射状に綿を置いてガーゼで包んで、てるてる坊主を作り



目の位置に凧糸を結んで少しくぼませます。



この凧糸が何回やってもずり落ちて

割と真ん中で結んでようやくできました




でも顔のジャージをかぶせて結ぶと、ものすごくシワだらけになってしまったので



もう一度ほどいて首元の綿を増やしました



これ、ミクシィにもコツとして書いてありました
シワがよる時には、放射状の綿を増やして首を太くして、顔を気持ち小さめにするといいよって








なんとか首のシワを減らすことができたら、今度は手を作ります

この時に、顔と続きのジャージの部分を使うのですが

なるべく端っこを使って手を作るのがコツみたいです

握りこぶしができたら、後ろ側の余った布と前の布で腕を作っていくのですが


この時に手の上がり具合を調節しながら縫うと、上にピーンと上がり過ぎずに作ることができました




そして目と口を付けて、足を作って、髪の毛を縫って…


服を着せて縫い止めます



これは支援センターのスタッフさんが教えてくださったのですが、気をつけないと袖がダボついて可愛い手が見えなくなってしまいます

なので、腕の長さに服を合わせながら縫うようにしました










2日かけて出来上がったのがこちら













羊毛をぎゅうぎゅうに詰めるのは、思ったより大変でしたが


髪の毛をチクチク縫ったり…
ちっちゃなおめめを付けたり…

少しずつ形になってくる姿を見て、出来上がる頃には不思議と、とっても愛おしくなりました



出来上がった人形をみぃちゃんに見せると、頭をよしよししてくれました

みぃちゃんがもう少し大きくなった時に、そっと気持ちに寄り添ってくれるような、
ちっちゃなお友達になってくれるといいな