手元から離れていくものを、
静かに見送る時間がありました看板持ち




作っているあいだは、
ずっと自分の視界の中にあったもの。




机の上に置かれて、
何度も触って、
何度も持ち上げて。




そこにあるのが当たり前になっていたものが、
ある日、外に向かっていく。




「売る」という言葉にすると、
少しだけ強すぎる気がします。




誰かのもとへ行く、というよりも、
自分の暮らしの輪郭から、
少しだけ離れていく。




距離が生まれる。




それは、失うことではなくて、
役割が変わることなのかもしれませんニコニコ







手元にあるときは、
確かめるための存在でした。




縫い目を見て、
重さを感じて、
置いたときの収まりを確かめる。




でも、外に出すと決めた瞬間から、
それは「確かめるもの」ではなくなりました。




任せるものになる。




手放す、というのは、
放り出すことではなくて、
距離を受け入れることにっこり




自分の管理の外に置くこと。




少し不安もあるけれど、
それでも離せると思えたのは、
整っていたからではなく、
任せられると感じられたからでしたニコニコ




暮らしの中でつくるものは、
いつか自分の暮らしから離れていく。




その距離を、
怖がらずに見られるかどうか。




今はまだ、
その途中にいます泣き笑い