今日は、

只今2時25分現在、


わが部屋は31℃を超えていますが


昨日はそこまで暑くなく気持ちの良い芸術の秋でした。


友人に誘われて岐阜県美術館に行ってきました。


『熊谷守一展』をやっています。


480点あまり、あんなに数多くを一堂に


よく集められたと思うほどの数でした。












愛知県美術館の木村定三コレクションで、たまに


4,5点見ることはあっても


今回ほどの数を見たことはなく


大満足の展覧会でした。


熊谷守一が好きではない人でも見て回っている内に


どれか一つは好きになるでしょう。


特に猫の絵は多く墨画淡彩の『眠猫』は


淡い紅色の座布団を三枚積み重ねた上で


一匹の猫が眠っている絵ですが、


猫の軽い重みが座布団のふんわりとした


へこみ具合でよく分かり、つい微笑んでしまいます。


そして、その絵の掛け軸の表装も


淡い紅色の布でマッチしていて木村定三氏が


表具屋に指定されたものか


熊谷自身が指定したものか知りませんが、


どの絵もこの絵にはコレと表装がいいのです。


勿論、絵の額も然り、、、。




昨日の日記には次のように書きました。


「若い内は苦労しても、


97才まで好きな絵にのめり込み家族に見守られて


往生できたなんて、なんて幸せな人生を


送られたのか、、、。


今の高齢者が理想とするところであろう。 但し、


認知症にならないとゆうことが前提のもとだが、、、。」




ミュージアムショップにて求める


1880年岐阜県恵那郡付知村(現中津川市付知町)に


生まれ、1977年東京豊島にて老衰のため死去。