レコ屋では必ず‘OTHERS’とか‘COMEDY’、‘SPOKEN WORDS’なんて仕切りを見る。好きなアクト関連のブツが、一見関係ない分野で発見されたりして面白い。さて今回のこのレコードについては当然まったく知らなかったブツで、とりあえず右上のBBCのロゴに心を奪われた。ウハハハ、この価格ならこのロゴのためだけに買う。
過去には(★)これ、(★)これ、(★)これ、(★)さらにこれなどこのレーベルを紹介してきているが、どうやら今回のBBCレーベルがいちばんダサい。70年代半ばっぽいデザイン。考えてみればレーベル写真を必ず載せているのはBBCレーベルだけだな。載せずにいられない
。レーベルにはSTEREO表記、ジャケにはMONO表記。じっさいはSTEREO。
『英国の消えゆく音』というタイトル、ジャケのスピットファイア、聖堂、機関車などが薄く消えかかっているのが笑える。細切れになった各面20ほどのガラガラ、ドンドン、ブ~ンなどの音が粛々と流れてゆく。鐘、馬車、水車、乗り物などの音だ。声は一切ない。列車の通過音などの臨場感あるサウンドを部屋で聴いていても楽しくもなんともない。ただ裏ジャケの解説を読むBGMになるだけ。
考えてみれば、こういうのこそ音を記録する媒体としてのレコードの本来の役割なんだよなあ。日本にもこの手のものは数多くあるけれど、市井に埋もれたきりになってしまうのは残念。俺みたいに誰かたまに聴いてやれよな。
1976
UK
BBC RECORDS & TAPES
(MANUFACTURED & DISTRIBUTED BY PYE RECORDS LTD.)
REC 227
購入価格 : \100

