今日は朝からシューベルトをひたすら・・・5時間程弾き続け
他に何もしていません・・・
平日も寝る直前まで2時間位弾いてしまうし(お陰で連日睡眠不足・・・)
正に寝食を忘れる程熱中してしまい
もう少しセーブしなければと思っている今日この頃・・・・・・
恐らくピアノの先生の方針だったのだと思うけど
成長するにつれ 私と姉の習う曲は違う事が多くなっていった。
姉はどうだったか知らないが
当時の私は(ピアノでは姉に負けない、負けたくない・・・)と
強いライバル心を持っていたので
確かに同じ課題曲を習っていたら、相手(姉)の弾き方を
素直に受け入れられなかったと思う。
ベートーヴェンの「月光 第1楽章」。
姉は習っていたが(課題として練習し、先生に習っていたが)私は習わなかったので
私はこの美しい名曲を弾く機会が無く、練習する事も無かった。
ライバル心がある上に思春期だったので
姉が弾く曲を練習する事は出来なかった。笑
まぁそれだけでなく、中学に入ると勉強や部活が忙しくなり
自分の課題曲で手いっぱいだったというのも事実だ。
今だったらこれ幸いと・・・
「ここってこれで合ってる?」とか「ちょっと弾いてみて~」と 有難く教えて貰うけど
今回電子ピアノを購入して、一番初めに練習を始めたのがその曲、
ベートーヴェンの「月光」 第1楽章。
ピアノに限らずだけど、同じ曲でも弾き方や解釈、世界観や伝わり方が全く違う。
私はこの方の奏でる「月光」が好きだ。 しかし第3楽章は難易度が高そう。。
当時姉が練習していたのを何度も何度も聞いていたので
音の記憶が耳に残っていたのと
第1楽章は技巧的には難しくないので、数日で弾けるようになった。
この曲を練習している間
私は度々 何度も感動を覚えた。
こんなに美しい曲だったのか・・・・。
自分の指で弾いてみて初めて
この曲の美しさ、素晴らしさを
真に感じる・分かる事が出来た。
この美しい名曲を自分で奏でられる喜びと幸せを感じ
ベートーヴェンへの敬意を心から感じ
それはピアノを与え、習わせてくれた両親への感謝にも繋がった。
同じくベートーヴェンのソナタ「悲愴」。
こちらも大変美しい曲。。。 やはり姉が弾いていた記憶がある。
最近練習を始め、大体弾けるようになった。
2000年の第14回ショパン国際コンクールで優勝したユンディ・リさんが弾く「悲愴」。
この方のピアノもとてもすきで一時期ハマった。 やっぱり良いなぁ。。。 癒されます。