没後50年 藤田嗣治展@東京都美術館 に行って来ました。
しりあがり寿さんによる描き下ろしのフジタ画伯とネコちゃんも一緒です^^
実は昨日の夕方にも赴いたのですが、さすがの人気で、、、
入場する為の行列に加え、チケット購入も長蛇の列だったので瞬時に諦め
上野の金券ショップでチケットを購入、本日開場時間の9:30に入館しました。
開場時間前から既に並んでいた人達がいたので
入場までに10分掛かりましたが、入ってしまえばそれ程混んではおらず
2時間、じっくりたっぷりと藤田ワールドを堪能いたしました。
藤田嗣治さんと言えば乳白色の裸婦のイメージが強いですが
今回の大回顧展では、藤田氏の
東京美術学校(現・東京藝術大学)時代の作品(自画像)に始まり
自身のオリジナリティを生み出すまでの模索が見られる
キュビズムやモディリアーニの影響を感じられる時代、
それまでどの画家も「色」として扱った事が無かった「白」を「色」として扱い
見るものを虜にする、美しく滑らかな乳白色の裸婦を描いた時代、
それまでとは打って変わって色彩豊かな北米・中南米に滞在時代の作品、
見るのも辛い戦争画の時代、そして宗教画の時代 に至るまで・・・
藤田氏の人生の流れを作品と共に追う事が出来て
とても見応えがありました。
1920年代後半、売れっ子になってからの自画像。 猫かわいい・・・
パリに暮らしていた裕福なアメリカ人女性がモデルのこちらの絵、美しくて見惚れました。。
背景は銀箔で覆われています。銀箔が確認出来るのはこの作品みのみだそうです。
有名な「カフェ」。額縁も藤田氏のお手製。
本当にすばらしい作品の数々でしたし
天才的なセンスの持ち主で、とても頭の良い人だったのだなぁと思いました。
藤田氏の人間的な部分にも興味を惹かれます。。
展覧会は事前に金券ショップでお安く購入し
混まない平日に訪れる事が多い私。
今回は行きそびれていて最終日に訪れる事となってしまいましたが
(最終日なんて初めてかも?)
見に行けて本当~に良かったです。
猫が多く描かれていたのも、猫好きとしては癒されました
音声ガイドの津田健次郎さんも良かったです。
図録も購入しました。迷ったけど、買って良かった~
「フジタ画伯とネコ人形」 可愛くて買ってしまいました。笑
「私の部屋、目覚まし時計のある静物」のチケットファイル、表面。