現在大学4年生、来年から社会人。
社会人となり何か良いスタートダッシュが切れるのではないかと思い、
手に取った本である。
著者は、現在はライフネット生命保険の副社長を務めている、岩瀬さんである。
本屋で目にした瞬間、タイトルに惹かれたものの、生保の副社長が言ってる事なんて、
これから違う業界で働く自分に通用する分けないだろうと斜に構えていたわけだ。
しかしまぁ経歴を見ると、日本人4人目のベイカー・スカラー(ハーバードMBAにおける成績上位5%表彰) を取り、そして昨年のダボス会議のヤング・グローバル・リーダーズに選ばれてるではないか。
ここまでバイタリティ溢れる方の本ならば、将来的にMBAにも興味あるし、
世界で活躍できる日本人になりたいという願望を持つ私にとって、
それを叶えるべく何か大きなヒントを得られるのではないかと思い、
最初の先入観を打ち消し、そのまま購入したのであった。
「この時期は~するべし論」的な本ではあったが、
本書は、他の似たような本と違い、自分の胸にすんなりとは行ってきた。
そのように思えるのは、
まだ30代中盤である筆者にとって、「入社1年目」という時期は、
このような本を書く方々よりは断然若く、情報がフレッシュ、そして何より具体的である
からだと思う。
また、ボスコンに入り、ハーバードMBA、30半ばにして副社長という
経歴が、何よりも自分を納得させているのかもしれない。
内容に関してであるが、
確かに人としてどう生きるかという哲学的な教えも入っており、
この考えはどこかで見た事あるなぁという話もあった。
しかしそれ以上に極端な教えかもしれないが、
「同期とはつき合うな」「社内の人とは飲みにいくな」
等、今まであまり自分が目にした事の無い
教えもあり、収穫だった。
これに関しては、もっと自分の考えに落とし込んでから、
記事にしていきたいなと思っている。
自分のように最近本を読み始めました、
くらいの同じ境遇の大学生には、
是非読んでもらいたい。
