九州十日目。そして九州最終日。

この日は、もしかしたらこの旅行において一番行かなければならなかった場所なのかもしれない、熊本城へ。

 

この辺りからは、普段通りの熊本城なのでしょうが、見る角度を変えると・・・

 

天守の屋根瓦ならびに城壁が崩壊しております。

 

倒壊の恐れがあるせいなのか、天守とか二の丸・三の丸などへは近づけず。

 

 胸が痛みましたね。

 元々は築城名人の加藤清正公(地元では、『せいしょうこう』と呼ばれている感じ)が改築したお城で、攻め込みにくさは天下一品だったそうな。

確かに地震で一部は崩れてしまったのですが、天守自体はびくともしていません。

現代建築のような免震構造などがあったわけではないのに、その技術の高さには驚くばかりです。

 崩れた石垣一つ一つを元通りに復元させるという手法で復旧を行う為に、20年だったかな?ぐらいの歳月がかかるそうです。新たに石を持ってきて・・・と呼ばれればすごく早く復旧出来るそうですが、『元通りにする』という手間のかかるコンセプトを選んだのです。地元の熊本の方の、この城に対する愛情が感じられます。僕がおじいになった頃に元通りになったら、必ず見に行きます。

 

 熊本城を後にして、そこからは九州の玄関口、門司港へ。

ちょうどお昼頃に到着するように計画し、この日のランチは門司港の焼きカレー。

 

 あ、そういえば、この旅行のガイド役の紹介を忘れておりました。出発前に購入したるるぶだったかな?まっぷるだったかな?の九州版・中国四国版も情報入手に大変役に立ったのですが、もひとつ忘れていけないのは、DSの『桃太郎電鉄』昔懐かしのゲームですね。熱中して一晩中遊んだり、彼女とプレーしててムキになってしまい、本気のケンカをしたことがある人もいると思います。・・・えぇ、僕です(;^_^A

 

 旅行中の一人寂しい夜の遊び相手・・・ではなくて、桃鉄やったことがある人なら分かると思うんですが、買い占め物件で各地の特産品なんかが書いてあるんですよね。この門司港の焼きカレーも桃鉄にも載っていたので行く事にしました。

 

 

 

 焼きカレー屋さんは門司港にたくさんあり、ホントは『ベア フルーツ』という、上戸彩さんも絶賛のお店に行きたかったのですが、チョー満員・・・。暑い中、20人ぐらいが店外で行列。暑いし、あんまりここで時間取られるとここからこの日の宿の山口市まで移動せないけないので、諦め。

 代わりに、写真の所の、良さげなホテルの焼きカレー屋さんへGO

瓦っぽいプレートに乗って、おいしそうな焼きカレー登場。

暑いし、ビールが飲みたいぜ・・・

 

美味しいカレーで胃袋を満たした後、ついに九州ともおわカレーです。

 

 十日間で、福岡→長崎→佐賀→福岡→鹿児島→宮崎→大分→熊本・・・とかなーり走りましたね。移動距離があったので、各県の観光地は2~3か所しか行けませんでした。

 

 九州で食べたもので一番おいしかったのは、長崎は江山楼のちゃんぽんだったかな。

2位がくまもとのいまきん食堂の赤牛丼。その次が佐賀県呼子の河太郎のイカの刺身。

僕が食べてないだけで、美味しいものはまだまだあるんでしょうが、九州はグルメ・観光地ともに豊富で、観光客を十分に満足させてくれるところだと思います。名古屋からは遠いのが難点ですが、2泊3日あれば、『長崎 軍艦島・ハウステンボスツアー 呼子のイカも呼んどるけん!』ツアーとか、『鹿児島 知覧で涙流した後はかき氷で水分補給して名物銭湯で汗も涙も流しんしゃい!』ツアーとか、九州全体ではなくて部分に絞って行くには十分かなと思います。今度は親を連れて行きたいなぁと思いながら、九州を後にしたのでした。

 

九州編は終わりましたが、旅はまだ、つづく。