追記:この分解手順はP-2000・P-2500・P-4000・P-4500共通です。

 

発売から10年以上経過したEPSONのフォトビューアー P-4500ですが、今でも現役でデジカメLifeに役立つアイテムです。

そんなP-4500の内蔵HDをSSD化して、持ち歩きの際の安全性を強化し、かつまた若干の容量アップを図ってみました。

 

同社の後継機であるP-6000・P-7000シリーズについてはSSD化するための分解手順を撮影した画像がいくつかのサイトに掲載されているのに、P-5000以前の機種は全くと言って良いほど画像を見かけません。

 

そこで備忘録を兼ねて、分解・組み立ての様子を紹介します。

 

 

これが完成時のP-4500の写真です。HDDの容量が118.2GBと表示されています。SSDにはSAMSUNG製mSATAの128GBを、mSATA→IDE変換ケースを使いIDE方式のSSDとして使用しています。

 

最終型であるP-6000・P-7000シリーズはSATA方式ですが、P-5000以前の機種はIDE(ATAPI)方式のため、SSDを購入する場合はどちらの方式かよく確認してからPC店に向かってください。

なおP-4500についてはBIOSの関係から、対応容量は137GBまでとなっているようです。

 

さて、P-4500の分解を始めます(実際は分解時に写真を撮っていないため、組み立ての写真を遡っています)

 

作業に入る前に、バッテリーを忘れず外してください。電子工作の基本です。

 

本体両脇にある黒いプラスねじを外します(各場所のねじの長さ等が違いますので、メモを取る等して間違えないよう、また紛失しないようお気を付けください)

 

背面の滑り止めで隠されたプラスねじを、4本外します。

ねじは滑り止めの両端にあるので、全部剥がす必要はありません。1cm程度剥がして、ねじが見えるくらいで十分です。

 

背面カバー全体を丁寧に外します。カバーの隙間にマイナスドライバーや爪を差し入れて、ゆっくり外してください。

 

続いてHDが取り付けられたパネルの四隅に小さなねじがあるので、これを外します。

外すのにコツが要りますが、基本的には真っ直ぐ上に持ち上げる感じです。

HD取り付けのねじが4本ありますので、これを取り外します。

ゴムクッションを挟んで取り付けられているため、持ち手の太いドライバーが良いでしょう。

 

HDを外したら、IDE接続のフラットケーブルを傷つかないように外します(組み立て時に撮影したため、既にSSDが付いています)

 

HDを外した状態が、こちら。

FUJITSU製の80GBHD(IDE方式)が付いていました。

 

内蔵されてたHDの取り出しに成功したら、SSDのクローンツールを使いHD→SSDに全てのデータをコピー(クローン)します。

 

クローンSSDをこれまでと逆の手順で取り付ければ、P-4500のSSD化が完成します。

 

問題点:P-5000以前の機種のSDスロットは、2GBまでしか対応していないようです。SD→CF変換アダプターを使用することで、大容量SDカードを使用することができますが、変換アダプターにより対応する容量が異なるみたいです。

 

当サイトの記事を利用してお手持ちの機器を改造し不具合が発生したとしても当方では責任を負いかねますので、各自の責任で改造を楽しんでください。