タイトル 今から消える君と
     これから消える僕達

俺は余命宣告を受けた。

文化祭前,
祐太と茜がいなくなったあと俺は,
病院に向かった。
あと一年と言われた。
優 えっ?
医者 病気が進行しています
入院の準備をお願いします。
優 はい
優は下を向きながら,そう答えた。

最終章 今から消える君とこれから消える僕達

優 文化祭は劇にしたいと思います。

祐太 俺達ががんばって考えたんだよ
皆文句ないよなぁ!

クラスA   なんの劇やんの?

祐太 ピーターパンだって

教室のドアがコンコンと鳴った。

優 どうぞ
教室のドアが開く。

茜 こんにちは 1年B組です。

優 今回はA組(自分のクラス)B組の共同劇です

クラスB  役はどうするの?

祐太 役は決まってるのがあるんだー

優 フック船長は俺で

茜 私はウェンディ

祐太 俺は村人!

優 そのほかは,決めてないから決めてくれ
文化祭の劇は上手く纏まり,
終わりへと向かった。
劇本番。
劇は滞りなく終わった。

茜 どうしてピーターパンを選んだと思う?
劇が終わり休憩室で休んでいる時に言われた。
祐太 子供のままでいたいからかな

茜 え?

祐太 小説でさ,余命宣告物ってさ
人気高いじゃん
もし優が主役の小説があればきっとひどい
出来なんだろうな,
口悪いし
愛想悪いし
優が言ってた夢知ってる?

茜 ううん

祐太 優は医者になりたいんだってさ!

茜 そうなんだ
優ならなれるんじゃない
クレームいっぱい入りそうだけどね

祐太 優のとこに行って

茜 えっうん
茜は,走った。
私達が,出会ったところに。
錆びた屋上のドアが開く。

優 誰?

茜 優やっぱりここにいた!

優 茜か

茜 文句あります?

優 ない
茜,行きたいところがあるんだ
ついてきてよ

ある公園についた。
大きな木がある公園に。
その大きな木にもたれかかる。

優 俺には兄がいた

茜 えっ

優 兄は自殺をした。

茜 どうして

優 いじめだった
茜と同じだ

茜 私と
ねぇ優
さっき言いかけた話は何?

優 あぁあれは
茜は知ってるだろ
俺の余命のこと

茜 お母さんから

優 やっぱり
祐太も知ってるだろ
あいつ嘘には鋭いけど嘘は隠せないからな

茜 あはは
茜が優の隣に座る。

優 俺思ったんだ
死ぬと知って何もかも嫌になった時
自殺しようとしてる君に会った
今から消える君がいたら
僕が1番に死ぬんじゃなくて
君が死ぬんだ。
だから俺は
これから消えるんだ。
君が死んだら,
俺は他多数と同じ死なんだ。

茜 んっ
どういう意味?

優 簡単に言えば
君が死んだら君が目立ってしまう
だから君には死んで欲しくないんだ。

茜 何それ?

優 ぐっかは
優が血を吐いた。

優 俺はすぐ人に話すし
秘密はしない主義だけど
一つ秘密があるんだ。

茜 何?

優 俺医者になりたいんだ

茜 あはは

優 なんだよ

茜 知ってる

優 なんで

茜 裕太から聞いた

優 あいつ

茜 ねぇ私も医者になる
そして私みたいな子が出ないようにする

優 精神科医になるのか

茜 うん

優 そしたらライバルだな

茜 うん
茜が泣き始める

優 なんで

茜 優が死んじゃうみたい

優 なんでだよ

茜 だって優の体温が
茜は優の手を握った。

優 茜俺は医者に入院の準備をしろと
言われている。
だが俺はベッドの上で逝くのは性に合わない
なぁあの水をくれないか

茜 えっあっうん
はい

優は言った
さようならった
優の背後に茜色が輝いていた。

優は毒を飲んだ。
この話は祐太から聞いた話
理科室の毒がなくなっていたらしい
祐太はそれを知り公園まで走ったが,
居たのは,
倒れ血を吐いてる優と,
テンパる私だったと言った。



茜 はっ
長い夢を見ているようだったでもその夢は,
現実であった出来事だった。
私は仮眠室で寝てしまったらしい

茜 あれから8年経ったのか
私は精神科医になった。

同僚医師 茜先輩あの子が

茜 今行く

私は今を生きている
これから死ぬ為に

?? 茜先生
あの話聞かせてよ
神様の話

茜 いいよ
私の神様
茜色の神様の話を

終わり