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認知症の人や家族が
地域で安心して生活するために必要な支援を考えます。
認知症とは脳の病気で、
治る(改善される)場合もあります。
しかし多くの人は、認知症ときくと、
どんどん状態が悪くなるだけで実に困った治らない病気だと思っているようです。
認知症が正しく理解されていないですね。
認知症の症状には、中核症状と周辺症状があります。
これも案外知られていないのです。
正しく理解しようとするなら、
物盗られ妄想も、認知症という病気のひとつの症状ですから、
受け答え等を考えて、症状に応じた対応をすればいいのです。
熱が出たら、おでこを冷す…これと同じです。
認知症の人から、「物を盗ったのはあなただ」と言われても、
声を荒げて「私は盗ってない」と否定することが、
決して良いとは限らないのです。
認知症の人やその家族が
地域でこれまでどおりに暮らしていくためには、
周囲の認知症への理解が不可欠です。
家族も悩みを内に抱えこむのではなく、
オープンにしたらよいのであり、
そのようにできる地域の環境作りこそ大切。
認知症は
初期治療が早いほど進行を遅らせることができる等のメリットがあります。
もちろん状態によりますが…。
オープンにすることは、認知症を重篤化させないためにも重要です。
さらに、となり近所や公的機関、介護事業所、かかりつけ医等
どのような地域資源、人的資源があるのか、
俯瞰で捉える必要があります。
そのうえで、地域の各資源と認知症の人や家族とを結びつけるような、
橋渡し的な役割を果たす人(機関)が必要なのではないでしょうか。
そして家族が、他に委ねられる部分は委ねられるように、
地域で見守りながら、とともに暮らすといった地域作りが理想的。
それだけに
先に述べたような橋渡し役の認知症の専門家(機関)を、
地域の人が利用・相談しやすい環境で提供できるような仕組みづくりが
必要になってくると感じます。
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