平凡すぎる生活に飽きたので、人とは違う暮らしをやってみたい。
そのための獣宅をどうするか?

獣宅は、なるべくオリキャラ着ぐるみ獣化したままで生活をしようというコンセプトの空間。
そこに住むので実質的な自宅という位置づけになる。
それとは別に、共同獣宅というコンセプトもあるが、それはまた別の機会に触れたい。

趣味に徹した生活をできるように獣宅を確保したい。
持ち家は無理っぽいので、現実的には格安な賃貸という選択枝しか無さそうに思える。
しかし獣宅のための住宅探しはいろいろな条件があるので簡単には候補を見つけられない・・・・。
それが悩みどころだ。

気温の問題については数日前のブログに書いたとおりで、候補地は年間を通じて寒い地域に限られてしまう。そうでなければ普通の住宅ではありえないような大げさな冷房と断熱が必要になる。

獣っぽい姿でいるためには着ぐるみが必須アイテムで、それを自分で作ったり補修やメンテナンスをしたりすることになる。ファースーツ系やメカ系の着ぐるみと小道具などを作る予定なので、獣宅には生活空間のほかに工房に相当する広めの部屋が必要になる。

工作に時々使う電動工具や機械の音がうるさくて周囲の迷惑になるので住宅地は駄目だろう。
樹脂系の材料を扱うことは避けられないので、住宅地だと周囲へのニオイが時々問題になる。
アパートなどの集合住宅は騒音や匂いの問題で上下の階と両隣りの住人の理解が得られないだろうし、工房や資材置場に充てる広さも確保できそうにないのが難点だ。
工房は作業途中で片付けられない場合もあるので、不意の来客には別室での応対が必要になるから、さらにスペースが必要だ。

住宅地の中の集合住宅が適さないなら、獣宅候補の住宅をどう探せばいいのか?
過疎地の一軒家?もいろいろ問題があって簡単にはいきそうにない。

過疎地だと日々の不便さが甚だしく交通費がすごく高くつきそうだ。
資産家じゃないので、過疎地で暮らそうとすると仕事と収入の問題が大問題となって、それを解決できないと実行には移せない。

過疎地での不安要因は他にもある。平凡な普通の人を装って近所付き合いをするのがとても面倒くさそうだ。その点では隣人が誰かも知らず近所付き合いもない大都市の方が気楽。いろんなパフォーマンスが行われていてなんでもアリの感じの大都市に比べれば、過疎地で人と違う奇抜なことをやろうとすると甚だしく変人扱いされそうな予感がする。

賃貸で家主さんが近くに住んでいる場合、珍しい趣味ですねェという話くらいで済めばセーフだが、いろんなサブカルチャーを理解できない世代やグループの人だと状況は深刻になる。家主さん自身が珍しい趣味を持っている人なら理解を得られるかもしれないが、そんな幸運は宝くじ並みに低い確率でしか当たりそうにない。

獣宅のための住宅をどう確保するかについて名案をなかなか思いつかない。
着ぐるみ獣人や機人を生活の中で実践しているケモナー諸氏がいらっしゃれば知恵を頂きたいと思う。




獣宅候補探しでもうひとつ考慮しておきたいことがある。
野外で人間じゃない姿でたまに気分転換をしたいという希望を実現しやすいエリアであること。

まるでテーマパークやイベントのキャラクターのような格好で住宅や自動車から出入りすると目立ちすぎるから、日常生活の中でやる分には人が少ない地域の方が面倒が少なくていい。パフォーマーとは違って他人に見てもらうためにやるわけじゃないのだから。