これが現実

皆さんいつもご支援ありがとうございます。
この記事を読んで頂ければ、現実が見えると思います。

 

 


難病の改正が行われ、医療費助成の開始時期が、「重症化したと判断された日」に前出しされる。
でもこれは何の解決にもならない。
そもそも、難病になれば、
例えばALSであれば、
医療費助成制度
障害福祉サービス
介護保険(40歳以上)
障害年金
など、様々な申請書類を山のように提出させられます。
そのすべてが周知されていないのも問題ですが、膨大な量の書類をご本人、ご家族が揃えなければならないのです。
しかも、医療費助成の開始日改定が行われたところで、例えばALSならば、症状が出た時に行く科はどこだと思いますか?
整形外科が多いんです。
ではALSと分かった時、整形外科医は書類を書いてくれるでしょうか。
誤診を認めることになってしまうと考える医師も少なからずいます。
それで書かない医師も出てくることは容易に想像できると思います。
そもそもの問題は、それを患者さんご家族に課すことなんです。頼んで書いてもわねばなりません。
制度そのものが間違っているんです。
私が訴えているのは、医師の診断書一つでいい、医師はそのためにいるということです。
患者さんご家族は、ただでさえ身体的、精神的に苦しんでいるんです。
負担を軽減するのが制度であるべきなのに、今回の改正も負担を増やすだけなんです。
アメリカでは、ALSと診断されれば、医師だけでなく、様々な医療福祉の職種がチームとなり、患者さんご家族を手助けします。制度を知らないこと自体あり得ないんですよ。
日本は、患者さんご家族が自分で探さなければいけない国。
難病や重度障がいになったら、あらゆる面で苦しまねばなりません。
箱作りは進めるけど、廃墟化して無駄になっている建物がどのくらいあるか知っていますか?
制度も作るけど、機能していないもの、患者さんご家族に負担をかけるものがいかに多いか。
政治家もパーティーで儲ける暇があるなら、苦しんでいる人たちのために働き、制度改革をして下さいよ。不正は1円でも許されるものではありません。

私たちかぼすケアは、誰よりも制度を勉強し、患者さんご家族の相談に乗らせて頂いています。
私たちは苦しんでいる人々を絶対に見捨てることはありません。
理解のある八千代市の各所と連携して事業も行っています。
何かあれば遠慮なくかぼすケアにご相談下さい。

制度って誰のためのものなんでしょうか。

太田守武