Nくんのこと。
失敗したなあと思う。
すきなの?なんて聞かなきゃよかった。
これからあたしの努力でどうにかもしかしたらできることかも知れなかった。
そんなに可能性は高くないだろうし、
きっと付き合ってたら余計にそれを実感して悲しくなっていたのかも知れないけど。
でも、好きになってもらえるチャンスを自ら放棄してしまった。
ずっと好きだったし、今もふと思い出す。
あんなに泣くほど、もう戻れないことが苦しい。
でも、一度は忘れようとした人だ。
忘れたほうがきっといいのはわかっている。
付き合ってもあたしが提供できたのはセックスだけだったんだろう。
セフレから恋人って、ホント相当難しい。
師匠が言っていたように、
あたしとNくんは出会って、セックスすることが目的で会っていた。
あたしたちが会うのは、セックスをするためだった。
なのに、最初にルール違反をしたのはあたし。
何も始まっていないし、始まるはずもなかった。
だから、もうここに心をとらわれるのはやめよう。
今日ここに書いて全て封印する。
さよなら!
なんだかんだ言って楽しかった。
Nくんに心を傾けられて毎日楽しかった。
もうたぶん二度と会うことないけど、
元気で。さいなら!
前向くぜ。
