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躍動体験!!アルプス・ハリー

趣味のトレランや登山他アウトドアスポーツなどの体験レポートと旅行や歴史、城郭巡りなどについてご紹介します!!

 

 

☆2020志賀高原エクストリーム奮戦記!!

・空前絶後のトレイルレース!!雲海と紅葉と雪景色の三拍子揃い踏み!!
・まさかの年代別4/13位の快挙!!でも僅差だけに内心悔しい!!
   (スペシャル動画31分入り)

 

 

ハーイ!!トレランファンの皆様!!遂先日、華やかに閉幕しました空前絶後の大レース!!2020志賀高原エクストリームトレイルレースロング54kmに初参戦してきました。

それでは、ハリー奮戦記の始まりー!!
10/17土曜日、トレイル仲間のこばちゃん、コボちゃんと合流、群馬県中之条町方面から万座スカイラインコースを進む予定が何と積雪にて通行止め、仕方なく大幅に進路変更、上田菅平ICより上信越経由にて午後4時位に現地入り、慌ただしく受付をしました。大会委員長の大塚さん、アシストの山田琢也さんの両雄とアイコンタクト!!宜しくお願いします!!

宿泊先のホテルニュー横手にて明日への最終装備チェック後、入浴室に向かったら何と素敵なタイミングで山崎さんと再会、野沢レース以来です。部屋でコボちゃんも含めて3人で明日への健闘を誓いあいました!!18日レース当日、午前3時起床、睡眠時間は4時間余り、やや不足だがまあこれ位だろう!!弁当ののり弁を頂き、トイレもウオッシュレットで快適な排便、快眠快食快便の2つは取り敢えずゲット!!
送迎バスにて午前4時45分スタート地点に入り、荷物を預けてこばちゃんたちと合流、柏木さん、KTFの久保田さん、藤沢さん、スイーパー役の小林さん、タンバリン登志子さんとも再会し笑顔で挨拶、頑張りまーす!!

午前5時、さあいよいよロングA組からのスタート、日本のトップクラスのエキスパートが勢ぞろい!!上田瑠偉君を筆頭に皆さんのカッコいいスタートから続々と3分おきのウェーブスタート!!

この時、ハリーは氷点下4℃の中ブルブル震えが止まらない。久保田さんが気を利かしてくれてコートを被せてくれました。ありがとう久保田さん!!

さあJ組のスタート5時26分、興奮と期待と不安に押しつぶされそうな気分だが、もうやるぞと闘志を込めてスタートしました!!

緩やかなゲレンデをヘッデンを点けて駆け進む光景は何とも素晴らしいアスリート魂を鼓舞しているかようだ!!中腹から背後を見ると息をのむ素晴らしい光景が!!雲海に浮かんだ紅葉した山々と朝日の上る美しい志賀高原の調べ!!おお!!何とダイナミックで偉大な美しさ神々しいまでのパノラマワールドでした!!

感動しつつ、喘息持ちのハリーは、低温下の冷たい空気とハイペースで心臓バクバク、喉元は咳き込んでやや辛かったのだ!!

横手山のガレ場は全面凍結状態、ややもすれば滑って転倒しかねない。油断はいつも何処にでも潜んでいる。慎重に先を進む!!
後方からの追い上げしようと試みるも次第に密なトレラン渋滞へ!!

雪の進軍氷を踏んで・・・軍隊歌じゃないけど、寒さもひとしおながら次第に体が温まり、呼吸も楽になり体調も良くなりました。良し、調子が上がってきた。赤石山の凄い岩壁群から下を見下ろすと一ノ瀬スキー場が遠くに確認できました。あそこまで下らないと!!

絶景のガレ場で柏木さんと遭遇、写真を撮りあいました。ハリーさん頑張れば年代別狙えるよ!!無理だよ50代以上だから!!いや60代のクラスもありますよ。本当ですか??こりゃ60代は層が薄いからワンチャンスかも??良し、頑張るぞ!!

ここから本調子に戻り、雪の素敵なゲレンデをややペースアップラン、紅葉と白銀のゲレンデなんてなかなか体験できるもんじゃない!!何とラッキーなんだろう!!ハリーマジック大炸裂!!

17kmの第一エイドに到達、まずまずのペースかな??何と40kmをすでに走ってきたトップアスリーターもいました。何という超人的な速さだろう!!

ここからロングエリアに移行、森林の急登から焼額山の急なゲレンデはかなりの体力消耗でもこの時、ハリー的には数人を抜き返しました。意外に気力体力が漲り、調子がいい感じ!!やったるわーい!!山頂からのつづら折りの下り坂もそれなりにマイペースで気持ち良く駆け下りました。

ロードランと砂利道を駆け進むと、第二エイドに到達、バナナと饅頭と温かいスープで腹ごしらえバッチリかな??ここからの3.5kmの堅いロードランは、脚にきて結構きつかった。しばし進むと、タンバリン登志子さんがその名の通りタンバリンで声援してくれました。完走出来るかな??ハリーさん全然この時間帯なら余裕だよ!!励まされて元気力全開!!

そこからシングルトラックの森林地帯、この辺りから一層鮮やかな錦色の紅葉のトンネルの中を目くるめく日差しを浴びて爽やかに駆け進みました。30km地点通過、まだ大丈夫!!

細かいアップダウンと究極の泥んこトレランの繰り返しで次第に両脚が重くなり、ペースがややダウン!!転倒こそしないけど、不安定なバランス走で悪戦苦闘!!

第三エイド40km地点到達、トイレタイム、ここで腰の痛みが発生していたので、バックに入れてあるバンテリンゲルを腰部に塗りました。このタイムロス12分が結果的には順位に大きく響いたのである。ミドルの選手と合流しジャイアントゲレンデの上りから始まる第二の難関コースです。藤沢さんがボラしていて声援してくれました。おつまみご馳走様!!

紅葉は相変わらず美しくこの時間帯から次第に傾いた西日が山々を照らし一層紅葉の美しさを醸し出してくれました。

辛く長いゲレンデは、足腰とも疲労のピーク!!気力のみで上を目指しました。何とか登り終えて、その先には蓮池への森林と湖の素敵なコラボ紅葉が最高でした。

美しい蓮池の手前に久保田さんがガイドボラしており、写真を撮って頂き、最後の関門45km地点に到達、午後2時56分だ。この時、時間内完走出来る事を確信しました。

蓮池付近を半周ランして森林からの下り48km付近で転倒しうずくまっていたランナーを取り巻く3人の集団がおり、気になってけが人を見ると何と顔面を強く打って鼻から大出血、鼻の上部が少し変形しているようで骨折しているかも??

みんなでタオルやティシューで応急処置しています。ハリーも放っておけずに、何か出来ないかその場でしばし待機していました。数人で相談しこの先にガイドしている係員に話してみる事にし、その場を後にしました。この間約5分ロスタイム。

さあ!!最後の最後にまたまたきつく長いゲレンデが現れ、とにかく気力で進みました。最後の激登りのゲレンデはマジで辛くまともに歩けない!!何とかトップにたどり着き、その先も大小のアップダウンや湿原地の木道が続きました。ほとんど徒歩ランペース!!

木戸池に到達し、残り約2kmでヘッデンを取り出し、最後のシングルトラックは、ホンマに気力と根性のみで駆け進みました。残り500mで横根山ホテル街が見えてゴールゲートのアナウンスが!!

最後に2人のアスリートを意地で抜き、遂にゲートをくぐり抜けました。ヤッター!!念願の今年最大レースを完全完走したぞ!!


もう顔面はくしゃくしゃ汗まみれ!!下半身は泥だらけでも完走し、みんなに顔向けできる喜びと達成感とこの充実感が堪らない!!石田さんもゴールで出迎えて頂きありがとうござました!!
結果的には、年代別4位は、ラッキーでしたが、僅差(約10分)だけにちょっぴり悔しい!!

※ガーミン計測値
 レース距離 約56.3km 累積獲得標高差 約2950m

☆総合成績 部門ロング54km(56km)男子60歳以上
 総合順位 262/411人 年代別 4/13位
 総合タイム 11時間37分38秒!!

個人的な評価として、目標タイムを大幅に短縮し12時間を切れたことが凄く嬉しい。結果的には満足するけど、40km付近過ぎから体力や脚力が著しくダウンしてしまう事を痛感しました。

反省点及び今後の対策
1.行動食やヘッドライトやスマホは、常時取り出しが出来るようにフロントポケット内に納める事が大切。
2.バックパック内には非常用品、防寒具以外の不要な物は入れない事。非常食はあまり用意しない。バック類の軽量化
3.前夜の睡眠時間は出来るだけ確保するようにする。
4.各エイドでの休息時間は長くても10分以内、理想は5分以内。
5.不必要な動画写真を撮り過ぎない!!これはちょっと無理かな??
6.40kmからのスタミナ消耗や体力限界をクリアする為の試走や練習が必要!!

最後に本大会を主催して頂きました大塚さん、山田さん、KTFスタッフ関係者及び地元の皆様には心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

参加されたアスリーターの皆様!!お疲れ様でした。