自動車保険等級制度見直し


2011/10/24

金融庁は、損害保険料率算出機構から提出された自動車保険の参考純率(※)の改定案について、これを了承すると通知したことを明らかにした。


マイナビニュースより

自動車保険等級制度 改定


おもなポイントひらめき電球


ノンフリート等級別料率制度の改定
等級別割増引率と無事故契約者と事故有契約者に
細分化し、全ての等級について割増引率を見直し


等級すえおき事故の廃止
車両盗難、飛び石、落書などの事故について、
リスク実態に応じた保険料負担とするため、1等級ダウンへ変更



参考純率における新制度の導入日は2012年4月1日になるが、周知期間を導入日から1年間設ける。参考純率上は、12年4月1日から1年間はまだ現行ルールに基づき決定した等級と現行係数(割増引率)による契約となり、2013年4月1日から新ルールに基づき決定した等級と新係数による契約が開始される。


ただし、新制度の導入日以降に締結した契約で事故があり、周知期間中に更改契約を行った場合には、周知期間中であっても、その更改契約から新ルールに基づき決定した等級と新係数による契約が開始される。


制度導入後、新たに改定後の等級係数を適用する場合に、事故がなく翌年1つ上の等級に進行したにもかかわらず等級係数が上昇することがないように、2年間の経過措置を設けて無事故係数を段階的に見直していくとしている。

(情報提供:新日本保険新聞社)