その影響を受けてとても残念ではありますが、3/14の自主企画ライブを中止させて頂く事にしました。
万が一お客さんやそのご家族に何かあったら後悔してもしきれないし、その方の職場にも支障をきたす恐れがあるし、マスコミも殺到したりと、自己責任とは言えども責任を感じずにはいられないし…
このところずっとその事で悩んでいて、そのうちにどんどんライブハウスへの風評被害が広がっていって、ますます厳しい状況になりました。
確かに今この状況下でライブを開催するのは覚悟がいります。
ただ、ライブを中止するのもそれと同じくらい覚悟がいるんです。
いつでもできるんだからまたやればいいとか、延期したらいいとか、それだけの問題ではありません。
そこにはアーティスト、お客さん、ライブハウスの関係者、それぞれが抱える色んな思いがあります。
こんな時にでも、自分は必ず行くからね!って言ってくれるお客さんの気持ち、そのイベントに向けて注いできたアーティストの情熱、風評被害と経営の狭間で揺れるライブハウス側の思い、それを知ってたらそんな簡単には中止の判断を下す事はできません。
もちろんそれでも人命には代えられないし、何事もなかったとしても、今の風評被害にアーティストやお客様を巻き込むわけにいかないと判断したから中止させて頂くのですが…
ただ、この時期にもライブやイベントを開催するという選択をする方もいらっしゃると思います。
どうかその選択をした方達を一方的に責めないで頂きたいです。
この意見に関して異論、批判等たくさんあると思いますし、あくまでも小規模のイベントについてです。
開催に踏み切った背景にはきっと並々ならぬ思いや事情があると思うし、周りから反対や批判を受ける事は百も承知だと思います。
その中で、このイベントは中止になったのにとか、この状況もでやるの?みたいな言葉を浴びせられるとすごく追い込まれるし、苦しいと思います。
もちろん支持してあげてとも言いませんが、何が正解かを関係のない第三者が口を出すべきではない思います。
そもそもライブハウスが悪いんじゃないし、ライブハウスだけがウイルスの温床ではなて、たまたまライブハウスで感染が拡大して、話題になっているだけで、他の場所だって同じように感染のリスクはあるんです。
音楽にはなんの罪もないのに、ミュージシャンやそのファンが世間から咎められるのは悲しすぎるし、音楽の場から足が遠のくのは本当に悲しいです…
どうかライブハウスに偏見を持たないで頂きたいです。
今は難しいけど、また状況が落ち着いたら是非足を運んでください。