記念すべき第1回の作品は不屈の名作「BANANA FISH」(バナナフィッシュ)
BANANA FISH 全19巻 (フラワーコミックス)/吉田 秋生

¥7,781
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【作品情報】
ジャンル:少女漫画、ミステリ、BL?
作品名 :BANANA FISH
巻数 :全19巻
作者名 :吉田秋生
出版社 :別冊少女コミック
関連情報:PRIVATE OPINION/YASHA-夜叉-/イヴの眠り
【評価】
画力 ★★☆☆☆
ストーリー ★★★★☆
キャラクター ★★★★★
センス ★★★★★
テンポ ★★★★☆
総評 ★★★★★
【レビュー】
最初に紹介するマンガとして何の作品を・・と、だいぶ考えたのだが、誰もが(老若男女)知らない名作を紹介したいと考えた。
本作品は知る人ぞ知る名作少女マンガなので、やはり女性にファンが多いと思う。いきなり少女マンガを持ってくるあたり男の自分としては抵抗があった。
私は決して好んで少女マンガを読まないし、キモヲタ系でもないw
少女マンガを否定しているわけではないのだが、なぜにこの作品が少女マンガで??と思ってしまうくらいに骨太な作品なのだ。
少女マンガというジャンルにカテゴライズはされるが、中味はバリバリのハードボイルドであり、質の高いハリウッド映画を見ているような作品である。
そんな訳で一般の男性にも是非読んでもらいたいと、強く思ったために第1回目にふさわしい作品ではないだろうか。
金髪に緑の瞳、IQ210の頭脳、圧倒的なカリスマ、美しい容姿に高い戦闘能力を持つ本作品の主人公アッシュ・リンクスと巨大な組織との戦い、また、アッシュのどこか脆い心を支える奥村 英二との友情??を軸にした物語である。
何と言ってもマンガはキャラが立たないと成り立たないが、この作品ほど圧倒的なカリスマ性を持った作品も珍しい。作者が女性なだけあって、理想の男性像ここに有り!といった感じだ。
男からみてもカッコイイ・・と感じてしまうのだから、当時2次元のアッシュに恋した女性が何人いただろうか?当時はほぼ神扱いだったはず。
そういえば、主人公のアッシュ・リンクスのキャラクターデザインのモチーフはリバーフェニックス(映画俳優)とか、ステファン・エドバーグ(テニス選手)とか言われている。
しかし、負けていないくらいに強力な魅力を放つサブキャラクターたちも魅力的だ。
ネタバレになってしまうが、中盤にくらい(・・だったと思う)に出てくる過去にアッシュの家庭教師であったブランカはカッコ良すぎる。
元伝説の傭兵なだけあり、戦闘能力はアッシュを上回り、大人の雰囲気を醸し出すキャラだ。
また、頭脳・容姿・カリスマ・戦闘能力とモテ要素満載な主人公だが、彼の過去はとても暗く、救い難いほどの心の傷を持つゆえ、近寄り難い雰囲気と影を持つが、そのアッシュの心を支えるのが、平和ボケした日本人 奥村 英二というキャラだ。
この作品は1985年の作品なので、当時は気にしていなかったが、おそらくBLの走りではないだろうか??男同士の友情とも愛情ともとれない雰囲気は男性マンガには見れない。
んで、ストーリーだが冒頭でも書いたが、女性誌でよく連載したな・・と、今の雑誌で言えば、少年ジャンプ・サンデー・マガジンでも連載されないだろって内容だ。なにせキーワードを上げると、戦争・ギャング・麻薬・強姦といった内容満載なのだから・・よくもネームが通ったなと関心してしまう。
私的にはハリウッド映画にしてほしいマンガNO1である。
ドラ◯ンボールなんかをハリウッド映画化してる場合ではない。
1つだけ、難点を上げるならば、絵が御世辞にもウマイとはいえないが、アカギやカイジの作者 福本伸行同様、絵がイマイチでも売れているマンガに通ずるものがある。
話のすばらしさ、キャラの持つ魅力、なによりテンポが良いため、サクサク読めてしまう。
もっさもっさしたストーリーのワン◯ースよりよっぽどスピーディーにイッキ読みできる。
巻数も番外編を入れても20巻と程よい長さが効をそうしたのだろう。
絵はどんどん上手くなっていくので、~3巻くらいまでは諦めずに我慢して読むことをオススメする!
女性も男性も間違いなく楽しめるので、読んでない人は是非是非、一度手に取ってもらいたい至高の1冊!!
※ストーリー概要はメンドイwので、以下にwikipediaより抜粋した。
【ストーリー】
1973年6月、ベトナム戦争のさなか、ある若いアメリカ兵が突如、同じ分隊の兵士たちに自動小銃を発砲するという事件が起こる。その場に居合わせた彼の仲間で友人のマックス・ロボは、咄嗟の判断で彼の足を狙撃し取り押さえる事に成功する。彼がこの事件をおこしたのは粗悪な麻薬の摂取によって精神障害を発症した結果によるものと判断されたが、ロボは自身が取り押さえた時、友人が「バナナ・フィッシュ」という謎の言葉をつぶやくのを耳にし、不可解な単語にその後も意識をとらわれ続けることとなる。
その12年後、ニューヨーク市のストリートギャングのボス、アッシュ・リンクスは、手下に殺された見知らぬ男がいまわの際に「バナナ・フィッシュ」という単語を口走ったことに疑念を抱き、事件の背景を探り始める。その言葉は廃人同然となった兄が口にするうわ言と全く同じものであり、実はかつてベトナムで仲間を襲ったアメリカ兵はアッシュの兄グリフィンその人であった。更にその時は知るすべもなかったが、その男が殺されたのはかつてアッシュを支配し、現在も歪んだ愛欲から彼を掌握しようとするコルシカマフィアのゴルツィネの命によるものだった。
その頃、日本からはフリーカメラマンの伊部が助手の奥村英二を伴い、ストリート・ギャングの取材の為にニューヨーク市を訪れていた。彼らは取材対象としてアッシュに出会った後マフィアに襲撃され、図らずも危険な暴力の支配する世界に巻き込まれていく。やがて兄の復讐と自由を求めるアッシュ、一人調査を続けていたロボ、無関係ながら後に引けなくなった伊部と英二らは協力し合うことになり、共に「バナナ・フィッシュ」の謎を追ううちに、コルシカ系の財団とCIA、そしてタカ派の連邦上院議員の間で秘密裏に進められていた恐るべき化学兵器開発プロジェクトの存在を知ることになる。ストリート・ギャングの抗争と連邦政府内部の陰謀、さらにコルシカ人財団や香港系の華僑の内紛などが複雑に絡み合い、事態は予想を超えた展開を見せる。
「BANANA FISH」を読んだあとに以下も続けて読むと、なお楽しめること請け合い!
「PRIVATE OPINION」
Private opinion―Banana fish another story (別コミフ.../吉田 秋生

¥764
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かつてアッシュに戦闘技術を教えた家庭教師ブランカとアッシュの出会いを綴った内容となっている。
「YASHA-夜叉-」
YASHA (1) (小学館文庫)/吉田 秋生

¥630
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「BANANA FISH」のサブキャラクターであった少年シン・スウ・リンが成長し、華僑の頂点に立つ若き青年実業家となって登場する。主人公である有末静は天才的な頭脳、他人の動きを一目見ただけでトレースできる運動能力、人間離れした反射神経と、かつてのアッシュを彷彿とさせる。
「イヴの眠り」
イヴの眠り―YASHA NEXT GENERATION (1) (flowersフラワーコミックス)/吉田 秋生

¥410
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「YASHA-夜叉-」の続編となる。「YASHA-夜叉-」と共に「BANANA FISH」と直接関係しないが、世界観は共有している。主人公はアリサ・クロサキ、「YASHA-夜叉-」の主人公 有末静の一人娘。父親同様に人間離れした高い能力を持っている。
至高の1冊是非1度ご賞味あれ!