8日目
バスで3時間ほどかかってセブ島のとある教会に行く。僕はクリスチャンではないが、英文学の関係で聖書の勉強をしていたことがあったので教会にも少し関心がある。
ローカル線のバスに乗るということは日本においてもハードルが高いもので、海外ならなおさらである。フィリピンに来て一週間でこの小旅行ができたのはgoodだと思う。幸い行きのバスターミナルで同じ教会に行くという女性二人組と出会ったので、バスの乗り方や降り方などを教えてもらう。この方々とは結局昼食も一緒にして、教会も一緒にまわり、セブ市内に帰ってくるまで一緒だった。一人で教会に行くというわりと寂しいことをした感じだが、良い出会いがあってよかった。
この教会はマリア様の像が王冠をかぶっているところが印象深い。着ているものもなんだか宝石をちりばめているような感じである。南米のカトリック文化の印象が重なり、面白い。マリア様に願いを手紙にしたためて投函する場所があり、僕はhumanist(人文主義者)になりたいとだけ書いて投函した。
ロウソクが売っていて、自分の願いに合わせた色のを買って捧げると願いが叶うという。同行の女性は何本も刺していたが、僕は愛と友情に恵まれるという赤色のロウソクを一本だけ捧げた。


