
中学時代のバレーのことを書いていたらと、色々な思い出が頭をよぎってきました。
しばらく考えていると、一人の同級生の女子の顔が想い浮かんできました。名前はN子といいます。
何と言っていいのか、その女子が懐かしいというか、せつないというか、そんな思い出の一つを書いてみます。
バレー部に入った私は、いつもとなりで練習している女子バスケット部の様子が気になっていた。
その中に、そんなに美人じゃないけど、いつも全力で走り廻って一生懸命練習している明るい子がいた。
何となく、いい子だなあと思っていたら、2年なると同じクラスになった。
偶然、席も近くになり、クラスのこと部活のこと芸能界のことなど、何でも気軽によく話すようになった。
思っていた通り、とっても明るくて、いつも私のことを気にしてくれる、優しい子だった。
ただ、時々見せる何気ない表情に、明るいのになにか陰のある暗さをそれとなく感じていた。
そんな普通の関係だったが、3年になってバスケット部の背が高くてさわやかな同級生とつき合っていることを知り、 少しショックだった。
その後、卒業を迎える。N子は、家庭の事情で名古屋に行って働くという。
当日、出発の夜行列車を見送るため、小倉駅へ向かった。
何かプレゼントをと思ったが生憎お金がない、小倉の町に着いて、発車までの時間潰しに少しのお金でパチンコをしたら、そこそこ出た。
店員から、中学生は出て行けと言われたので(最近見回りがよくあるとのこと)、玉を全部、お菓子に替えた。
ホームでお菓子が入った大きな紙袋を、「汽車の中で食べて」と渡したら、とても喜んでくれた。
もう会うことはないなと、汽車を見送りながら想いを馳せていた。
それから確か、18歳の頃だったと思う。
私をバレー部に誘った幼馴染から電話があり、N子が突然帰ってきて、今、皆で飲んでいるという。
自分以外、女ばかりで寂しいから、お前も来て盛り上げてくれという。
気が乗らない。酒は好きではないし(当時)、場を盛り上げるようなタイプの人間ではない。
指定の居酒屋に行ってN子を見て驚いた。どうみても、今でいうところの小悪魔系のキャバ嬢だ。
私の不安は増した。だが、皆(元バスケット部の女子達)が、中学時代の私を酒の肴に盛り上げてくれた。
初めて話す子もいたが、私のことをよく知っていた。バカなことばかりやってたらしい。
帰り際、盛り上がったついでに勢いでN子に言った、「どうせまだ当分、若松におるんやろ。電話くれ」。
それから数日後、本当に電話があった。母が怪訝そうに取り次ぐ。「同級生?普通の子やないよ」
知り合いのスナックで飲んでいるので来ないかという。
母から「早よ帰ってこなよ」、と釘をさされつつも、思い切って出かけて行った。
スナックで話しを聞いていると、やはり、お水系で働いているという。
嫌な客の話し、魂胆みえみえオヤジ達の話し、際どい話しを散々聞かされたが、面白かった。
だが、この後どうしよう。こんなに経験豊富で百戦練磨な奴を、未熟な俺が相手できるわけがない。
しばらく考えていると、一人の同級生の女子の顔が想い浮かんできました。名前はN子といいます。
何と言っていいのか、その女子が懐かしいというか、せつないというか、そんな思い出の一つを書いてみます。
バレー部に入った私は、いつもとなりで練習している女子バスケット部の様子が気になっていた。
その中に、そんなに美人じゃないけど、いつも全力で走り廻って一生懸命練習している明るい子がいた。
何となく、いい子だなあと思っていたら、2年なると同じクラスになった。
偶然、席も近くになり、クラスのこと部活のこと芸能界のことなど、何でも気軽によく話すようになった。
思っていた通り、とっても明るくて、いつも私のことを気にしてくれる、優しい子だった。
ただ、時々見せる何気ない表情に、明るいのになにか陰のある暗さをそれとなく感じていた。
そんな普通の関係だったが、3年になってバスケット部の背が高くてさわやかな同級生とつき合っていることを知り、 少しショックだった。
その後、卒業を迎える。N子は、家庭の事情で名古屋に行って働くという。
当日、出発の夜行列車を見送るため、小倉駅へ向かった。
何かプレゼントをと思ったが生憎お金がない、小倉の町に着いて、発車までの時間潰しに少しのお金でパチンコをしたら、そこそこ出た。
店員から、中学生は出て行けと言われたので(最近見回りがよくあるとのこと)、玉を全部、お菓子に替えた。
ホームでお菓子が入った大きな紙袋を、「汽車の中で食べて」と渡したら、とても喜んでくれた。
もう会うことはないなと、汽車を見送りながら想いを馳せていた。
それから確か、18歳の頃だったと思う。
私をバレー部に誘った幼馴染から電話があり、N子が突然帰ってきて、今、皆で飲んでいるという。
自分以外、女ばかりで寂しいから、お前も来て盛り上げてくれという。
気が乗らない。酒は好きではないし(当時)、場を盛り上げるようなタイプの人間ではない。
指定の居酒屋に行ってN子を見て驚いた。どうみても、今でいうところの小悪魔系のキャバ嬢だ。
私の不安は増した。だが、皆(元バスケット部の女子達)が、中学時代の私を酒の肴に盛り上げてくれた。
初めて話す子もいたが、私のことをよく知っていた。バカなことばかりやってたらしい。
帰り際、盛り上がったついでに勢いでN子に言った、「どうせまだ当分、若松におるんやろ。電話くれ」。
それから数日後、本当に電話があった。母が怪訝そうに取り次ぐ。「同級生?普通の子やないよ」
知り合いのスナックで飲んでいるので来ないかという。
母から「早よ帰ってこなよ」、と釘をさされつつも、思い切って出かけて行った。
スナックで話しを聞いていると、やはり、お水系で働いているという。
嫌な客の話し、魂胆みえみえオヤジ達の話し、際どい話しを散々聞かされたが、面白かった。
だが、この後どうしよう。こんなに経験豊富で百戦練磨な奴を、未熟な俺が相手できるわけがない。
とても自信がない。
適度に切り上げて、外に出た。
適度に切り上げて、外に出た。
雨の中を歩きながら散々迷ったが、早く帰らないといけないので家に送っていくことにした。
傘を差す私の腕に寄り添うN子。やわかいものが左腕に触れる。
中学時代、どちらかというと細身だったのに大きくなったもんだと感心しているうちに家に着いてしまった。
なかなか中に入らない。私の目をじっと見ている。困った。何か言わなければ。
苦し紛れに言った、「明日、帰るんやろ。車で小倉駅まで送っていっちゃるけ、何時に来たらいい?」
時間を確認して、そのまま逃げるように帰った。
傘を差す私の腕に寄り添うN子。やわかいものが左腕に触れる。
中学時代、どちらかというと細身だったのに大きくなったもんだと感心しているうちに家に着いてしまった。
なかなか中に入らない。私の目をじっと見ている。困った。何か言わなければ。
苦し紛れに言った、「明日、帰るんやろ。車で小倉駅まで送っていっちゃるけ、何時に来たらいい?」
時間を確認して、そのまま逃げるように帰った。
その夜は、なかなか寝付けなかった。
次の日、約束の時間に迎えに行って、車に乗せる。
いきなり、手紙を渡された。「私が名古屋に着いてから読んで」
駅まで送り届けた後、家に帰り、ソファに横たわって手紙をゆっくりと読んだ。
用紙1~2枚の文章だったが、こう書いてあった。
「Take4が、もし3年後に結婚してなかったら、私をお嫁さんにして下さい」
こころは純粋な中学生のままでした。
次の日、約束の時間に迎えに行って、車に乗せる。
いきなり、手紙を渡された。「私が名古屋に着いてから読んで」
駅まで送り届けた後、家に帰り、ソファに横たわって手紙をゆっくりと読んだ。
用紙1~2枚の文章だったが、こう書いてあった。
「Take4が、もし3年後に結婚してなかったら、私をお嫁さんにして下さい」
こころは純粋な中学生のままでした。