動体視力とスポーツの関係
多くのスポーツがこういったさまざまな速度の移動対象に迅速に反応し、反射的に行動することが要求されます。
これまでその能力を発達させる為に、スポーツ選手は毎日のように反復練習を行い、技能を身に付けていました。野球でのバッティング用投球マシンやテニスのボールサービスマシン等はその為に開発された反復練習装置です。
しかしこの反復練習は視覚(知覚)を発達させるものではなく、「体に覚えこませる」といったものであります。もちろん反復練習によって視覚的集中力が向上し、「動体視力」の向上に効果があるのも事実です。
ボールの速度が増加するにつれて、ボールを目で補足して、正確に反復運動をする事が難しくなります。これまでは反復練習によって培われた経験とカン、そして集中力から来る動体視力の向上によって競技をしていました。
移動対象への反射時間と視覚的集中をスポーツ選手が発達させることができれば、高速のボールの動きを、より確実に見ることができるかもしれません。
動体視力は本当に鍛える事ができるのか?
人間の目は止まっている景色と動いている景色とでは見える能力が変わってきます。自動車で高速道路をハイスピードで走ると視力が低下したり視野が狭くなるということはご存知の通りです。 球技でのボールや格闘技の相手を見るときにも同じ事が起こります。
それではハイスピードのボールを捕らえられる様になるには、猛練習を行うしかないのでしょうか?
動いている映像が止まっていれば見る能力は向上する、つまりよく見えるはずです。これまでスポーツの世界ではハイスピードのものを見るトレーニングとして、ストロボの光を連続して点滅させる方法をとってきました。
この連続したストロボの光の中では、飛んできたボールは止まった映像として目に入ってきます。毎秒10回点滅させれば毎秒10枚の止まったボールの映像が見えるのです。止まった映像ですから、前述した「知覚の遅れ」は短くなり、ハッキリと見えるようになります。これにより、ボールの速度がゆっくりになった様感じてくるのです。このように、止まったボールの映像は動いている映像に比べて見えやすくなり、ハイスピードのものを見る競技などでは非常に効果的です。
しかし、この方法は特別な暗室でのトレーニングしかできず、選手はボール等の対象物しか見られません。トレーニングのときと実際にプレイする際の環境が大きく変わるという欠点を持っているのです。
したがって 「屋外で、簡単に、いつもの練習で。」 使用可能なトレーニンググラスが必要とされ、ここに【プライマリー】が登場しました。
■プライマリーのここが凄い1
プライマリーは、このストロボトレーニング方法を、どこでも簡単に行えるようにするシステムです。MJ-01Sのグラスレンズ部分には毎秒5~150回の点滅を行う液晶パネル(液晶シャッター) が取り付けられており、点滅を行った状態で、例えば野球のピッチャーが投げるボールを見たときに、ボールが見やすくなるのです。相手が剛速球を誇るピッチャーであってもボールがしっかりと見えていれば、あとはバットに当てる練習をするだけで、打つことができます。もちろん、野球以外のスポーツにおいても「プライマリー]を使用することにより、ボールや選手の動きが、よく見えてくるのです。
しかも、トレーニングを行うのに特別な会場や大掛かりな装置は必要としません。通常の練習の中で「プライマリー」を装着するだけで良いのです。
■プライマリーのここが凄い2
いくら良い装置でも試合のときにも使用しなければならないモノでは不便ですし、危険を伴うこともあります。
「プライマリー」は動体視力のトレーニンググラスですので、練習の際に動体視力をトレーニングすることにより、最終的には「プライマリー」を外しても、ボール等が良く見えるようになってきます。
グラスレンズの液晶パネル(液晶シャッター)の点滅速度を操作することで、選手のレベルに応じたトレーニングを行うことができ、最後には「プライマリー」を使用しなくても試合においてその効果を発揮できる様になるのです。
■プライマリーのここが凄い3
「プライマリー」は、多種スポーツに応用できます。
サッカー、野球、テニス等の球技でのボールを見る力、剣道、ボクシング、空手等の格闘技での相手の動き、その他クレー射撃の標的やモータースポーツ等々、動体視力を必要とするものにおいてその効果を期待できます。
最近では、動体視力を必要としないゴルフにも効果が見られるとの報告を受けています。
プライマリーをゴルフに使用すると・・・
初級、中級クラスのゴルフプレイヤーには、次の項目に効果が見られます。
1)スイングの軌道の確認
・スイングの際の周辺視により、軌道の確認ができます。
・アウトサイドイン、インサイドアウトなどのチェックができます。
2)フェース面の向きの確認
・フェースがボールに当たるインパクトの瞬間、飛球線方向にしっかり向いているか。
・「かぶり」、「ひらき」が発生していないかどうかの確認ができます。
3)フェース面にボールが当たる位置の確認
・スイートスポットに当たっているか確認できます。
・フェースの先やシャフトの根本に当たっていないか確認できます。
4)自分のスイングではなく、他人のスイングを確認する際1)~3)が比較的見やすくなります。
5)バッティングで、ボールの軌道が見やすくなるので、ラインの確認がし易くなります。
*天候、明るさなどに左右されません。
プライマリーを使うとなぜ見えるようになるのか!?
スポーツなどで速い動きを見るためには「動体視力」を向上させなければなりません。
グラスレンズの液晶パネル(液晶シャッター)が点滅することによりボールは連続した静止映像として脳に送られます。また、液晶により見えなくなった際にはボールの残像が脳に残ります。
こういった「プライマリー」のシステムによりボールの連い動きが見えやすくなるのです。
文字を書いてある扇風機の羽根を高速回転させた状態で、このメガネをかけて読み取ることができるかどうか、実際に今日試してみましたが、ゆっくりまわっているようにというか、止まって見えました。
この状態でトレーニングすると動体視力がアップして野球でも150キロのボールが点でとらえることができ、硬式ボールの縫い目が見えるらしいです。私も野球少年だったのでとても興味を持ちました。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。