MBTI(Myers-Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス性格タイプ指標)は、個人の性格を16種類のタイプに分類する性格理論です。MBTIは心理学者カール・ユングのタイプ論に基づいて開発され、個人の性格特性を「4つの二分軸」で表現します。これらの軸の組み合わせによって、個人の性格タイプが決定されます。以下が、MBTIの4つの指標とその特性です。
1. 外向(E) - 内向(I)
外向(Extraversion, E):
外向型の人は外部の世界、つまり人々や活動にエネルギーを向けます。他者との交流を通じて活力を得ることが多く、行動的で社交的です。多くの人と関わることでエネルギーを得るタイプです。内向(Introversion, I):
内向型の人は内面的な世界にエネルギーを向け、自分の考えや感情を重視します。静かな環境や一人の時間から活力を得ることが多く、内省的で慎重な傾向があります。
2. 感覚(S) - 直感(N)
感覚(Sensing, S):
感覚型の人は、具体的な事実や現実に基づいて物事を理解します。五感を通じた現実的で実践的な情報を重視し、細部に注意を払います。過去の経験や現在の状況を元に行動する傾向があります。直感(Intuition, N):
直感型の人は、抽象的な概念や未来の可能性に目を向けます。大局的な視点や将来の可能性を重視し、アイデアやパターンを追求する傾向があります。具体的な事実よりも、意味や関連性を重んじます。
3. 思考(T) - 感情(F)
思考(Thinking, T):
思考型の人は、論理や客観的な分析に基づいて意思決定を行います。公平性や効率を重視し、感情に左右されずに物事を判断しようとします。問題解決や課題に対して冷静で論理的なアプローチを取ります。感情(Feeling, F):
感情型の人は、人間関係や共感を重視して意思決定を行います。個人の価値観や他者の感情を大切にし、調和や対人関係を意識します。感情を基にして判断することが多く、対人関係において敏感です。
4. 判断(J) - 認知(P)
判断(Judging, J):
判断型の人は、計画的で構造を重んじます。物事を明確にしておきたいという強い欲求があり、締め切りや規則に従って物事を進めることを好みます。決断を早く下し、秩序だった生活を好む傾向があります。認知(Perceiving, P):
認知型の人は、柔軟で即興的に物事に対応します。計画に縛られるよりも、状況に応じて柔軟に対応することを好み、開かれた選択肢を維持する傾向があります。新しい情報に基づいて、計画を変更することに抵抗がありません。
これら4つの軸を組み合わせることで、16種類の性格タイプが形成されます。例えば、外向(E)・感覚(S)・思考(T)・判断(J)で構成される「ESTJ」タイプや、内向(I)・直感(N)・感情(F)・認知(P)で構成される「INFP」タイプなどが存在します。各タイプには、特有の行動や意思決定の傾向があり、自己理解や他者との相互理解を深めるためのツールとして利用されています。
MBTIは、個人の強みや弱みを理解するだけでなく、チームビルディングや職業選択、対人関係の向上にも役立つとされていますが、全ての人が必ず一つのタイプに当てはまるわけではなく、個人の成長や経験によって変化することもあるため、柔軟に捉えることが重要です。
