アルパカかわら版‐Web編‐

アルパカかわら版‐Web編‐

私たちは宮城大学学生団体OSPです!
東日本大震災の復興のため私たちができる事を考え活動しています。アルパカかわら版はプロジェクトの
1つとして取り組んでいて、復興のため活動を行っている企業、活動団体、学生にインタビューした記事と
なっております!

Amebaでブログを始めよう!



 こんにちは。アルパカ編集委員会です。3月17日に東北放送株式会社の小林なつ子さんにお話しを伺ってきました。


小林なつ子さん


 1.東北の復興のために現在どのような取り組みをされていますか



私たちは具体的にはウォッチン!みやぎ、ウォッチン!プラス、サンドのぼんやり~ぬTV、スポッち!といった番組を作り、放送しています。地元に根付いた放送を心がけ番組を作っているので、地域の取材、もちろん被災地の取材も含めて続けています。

取材に行く前にロケハンというものをするのですが、あちこち行ってリサーチをし、取捨選択を繰り返しながら取材をしています。取材する人を一番よい形でカメラに収めたいという思いがあるからです。どういうふうに話を引き出したらその人の良さが出るかを考えます。例えばですが、そのお店で一番おすすめの商品がこれだと教えていただいても、地元のホタテを使ったこっちのメニューを取り上げた方が、地元の魅力、イメージがより伝わるだろう、などといろいろ考えて台本を作ったりしています。番組作りはそれの積み重ねだと思います。テレビを見てお客さんが来てくれたという話を聞くと、少なからず力になっているのかなとは感じますね。

テレビの役割は情報を発信し続けることです。そのために、毎日目の前の仕事をこなす、さらにその先に何が起こるか、それを取材するために今すべきことは何か。と考えることが重要です。どんな仕事にも共通することかもしれませんが…。そこで生きている人たちの何かちょっとでもお手伝いができたらいいなというのは常日頃思って仕事をしています。自分は取材した人になれるわけではないし、その人の気持ちをすべて理解することはできませんが、頑張っていることを一緒に考えたいし、こういう人もいるんだぞということを多くの人に知ってもらいたいです。その人らしさがテレビの画面で伝えられたらいいなと思います。それが直接地域の復興に繋がることがあれば幸いです。




 2.地域の復興の進捗状況を教えてください


ぼんやり~ぬTVでは、1月に仙台の沿岸部、宮城野区の蒲生地区に行ったのですが、ショッキングなところがまだ多いですね。被害を受けてそのままの家もたくさんあるますし、仙台市中心部からすぐの場所なのに全然手が入っていないんだなと思いました。先日石巻の雄勝にも行きましたが、雄勝も結構進んでいないと感じました。復興の状況は地域ごとに差がありますね。気仙沼や南三陸、女川といったところは、若い人たちがきっと頑張っているのかなと感じられ、そのようなところが進んでいるのかなと思います。意思決定の早さ、進めようという気持ちが、強いのだと思います。



3.今後どのような取り組みをされますか


レビ局だから番組を作り続けることには変わりはありません。ただ、宮城の番組は基本的に、宮城でしか見ることができません。私個人的には、SNSの活用をもっと考えていきたいと思っています。例えばTBCの公式LINEアカウントがあるのですが、そこでぼんやり~ぬTVの番宣CMを発信しています。たった15秒の映像ですが、LINEに登録していただくと、例えば東京に住んでいる人もそれを見ることができます。たった15秒のCMですが、発信するとしないとでは大きな差です。宮城のローカル番組では、こんなことをしてるんだな、と誰かのちょっとした会話につながったら…。なんてことを考えたりします。

もし自分が違う仕事をしていたら、と考えることがあります。違う仕事をしていたら、正直、頻繁に被災地へ足を運ぶ機会が圧倒的に少ないと思うのです。なので、テレビで被災地のことを見ることは貴重なことだなと思います。沿岸部に住んでいない人も沿岸部の復興の様子を一緒に考え、足を運ぶことが復興へつながるのではないでしょうか。

また、私は子供たちに震災があったことを伝えるのが使命だとも考えていますね。引き続き地元に寄り添った取材だったり仕事ができたらなと思います。取材対象者と同じ方向を向けたらいいなと考えています。サラリーマンなので部署異動、取材現場から離れることもありますが、いろいろな形でできることは必ずあると考えます。自分の直接取材したものを電波に乗せるという仕事だけじゃなくて、例えばですが、泊りがけで何か地域の取材をした際、その記者の宿泊代を経理で処理するという仕事も、間接的には地元、地域のためになるのではと。引き続き地元のために、自分は何ができるかを問い続けていきたいです。