本屋をぶらりと散策する。
個人経営の古本屋も好きだけど、大きな本屋が好きだ。
興味のないジャンルなんかを流し見して、気に入った本を見つけるなんて、大きな本屋ではよくある話だ。
人を避けながら、書架をそぞろ歩く。
「これが迷路なら愉快なのに」
なんて、しょうもないことを考えながら。
それは、表紙のせいなのか、タイトルのせいなのか、はたまたその筆者の特性のせいなのか。
時折、強烈な引力を持つ本に出会うことがある。
「ああ、これだ」
「この本は、絶対に僕の心を壊していく」
そんな確信を持ちながら、ぺらぺらとページをめくる。
そんな時はたいてい、確信が真実だったことを思い知る。
中盤の一行に心を引っ張られる。
「きっとこの本を読み終えた時、僕は泣いているだろう」
そう思いながら、その本を棚に戻した。
いつからだろう、本に心乱されることが怖くなった。
本を読みながら泣くのに怯えるようになった。
多分、僕はもう、読書に向いていない。
本が怖い。
それ以上に、文章程度で心を保てなくなる自分が、怖くてしょうがない。
個人経営の古本屋も好きだけど、大きな本屋が好きだ。
興味のないジャンルなんかを流し見して、気に入った本を見つけるなんて、大きな本屋ではよくある話だ。
人を避けながら、書架をそぞろ歩く。
「これが迷路なら愉快なのに」
なんて、しょうもないことを考えながら。
それは、表紙のせいなのか、タイトルのせいなのか、はたまたその筆者の特性のせいなのか。
時折、強烈な引力を持つ本に出会うことがある。
「ああ、これだ」
「この本は、絶対に僕の心を壊していく」
そんな確信を持ちながら、ぺらぺらとページをめくる。
そんな時はたいてい、確信が真実だったことを思い知る。
中盤の一行に心を引っ張られる。
「きっとこの本を読み終えた時、僕は泣いているだろう」
そう思いながら、その本を棚に戻した。
いつからだろう、本に心乱されることが怖くなった。
本を読みながら泣くのに怯えるようになった。
多分、僕はもう、読書に向いていない。
本が怖い。
それ以上に、文章程度で心を保てなくなる自分が、怖くてしょうがない。