あのひかりのむこうに
のぞむものはあるのだろうか

あのひかりのむこうに
ぜつぼうがまってるのじゃないか

あのひかりのむこうに
にちじょうがあるの?

あのひかりのむこうに
なにがまってるの?

あのひかりのむこうに
くだらないまいにち

あのひかりのむこうに
すてきなにちじょう

あのひかりのむこうに
ちのながれるぜんじょう

あのひかりのむこうに
きょういてきなさいがい

あのひかりのむこうに
おおきなあしあと

あのひかりのむこうに
ぽつんとひとつのとびら

あのひかりのむこうに
にじがひかる
ああ 夜が僕を包み込む
あの深くて暗い夜が…

夜は哀しみを抱いている
形にならない無言の波

灰色の霧に身を任せる
不安が奥から湧き上がる

影が迫ってくる
自分の形をした影が


今までの風景が変わる
いつもと変わらない景色

夜が明けていた
哀しみを含んだ夜が

僕のすべてを包み込んでいた
夜という実体の無い哀しみが

とっても不思議なんだ
形がないのに共感できる


僕の心が夜とシンクロする
夜を介して哀しみは姿を表す

僕の気持ちは哀しみに化け
る誰も知らない僕の気持ちが

僕の中で膨らんで
めちゃくちゃに散らかしていく

言葉という手段を隠し
夢というヴィジョンを通して


涙が頬を伝っていた
激しい頭の痛みと共に

頭を抱えて僕は叫ぶ
形のない心の痛みを

ああ 朝が僕を包み込む
哀しみの実態を飲み込んでいく

影が離れていく
自分の形をした影が

自己理解が一番難しい

すべて忘れてしまうから
昨日あったことの意味とか
その時感じていた気持ちとか

記憶するという器官が
僕の中ではうまく機能していないらしい

悲しいこと 嬉しいこと 腹が立つこと
明日になればこの気持ちすら忘れてしまう

どんどん不安になるんだ
こうやって少しずつ
全ての事を忘れてしまうんじゃないかって

わからないんだ
あの時の愛しい気持ちが
一緒に過ごしたあの時間が