「うちの子、まだ若いと思っていました。」
病気になって病院に連れてくる飼い主さんからよく耳にする言葉です。
人と同じ感覚で年をとると思っている人が意外に多いんですよね。
でも、実際は違う。
最初の１年で、人で置き換えると、２０歳くらいになると言われています。
その後も、１年で５歳くらいずつ年をとると言われています。
（大型犬と小型犬では年をとるスピードが違うと言われていて、大型犬の方が早く年をとります。）
だから、７歳といったら、人でいう『シニア』の仲間入りなんです。
人の感覚でいると、
「７歳ってまだ若い」って思いがちなのですが、
実はそうではないのです。
そうはいっても、
「うちの子、めっちゃ元気だし、衰えてるようには見えない」
と言われる人も多いはず。
そんなとき、
私はわんちゃんたちの顔の周りに注目してもらいます。
なぜか？？？
シニアになってきたわんちゃんたちは、
顔に白髪が出てくる場合が多いんです。
おうちの子達は、シニアですが、白髪が少ないので…
うちの病院の子を…
この子みたいに、
目の周り
口周り
が一番多いかな・・・
真っ白の毛が生えてなくても、
色があせてきている子もいます。
毛色が白い子は、白髪に気づくことがないので、
これに当てはまらないのですが、
毛色が白以外の子は、わかりやすいと思います。
（逆に、毛色が白い子はずっと老けてみえにくいってことになりますね
）
毎日目にするわんちゃんの顔だからこそ
毛色があせたり、白髪が増えてきたりするのに、気が付きやすいはず。
でも、
知らないと、気づけないものだったりもします。
もし、白髪が増えてきたり、色があせてきたなと気づいたときは、
「あ〜歳をとってきたんだなぁ・・・」
と残念に思うのではなく、
「歳をとってきてるから、今まで以上に体調管理に気を配らなきゃいけないな」
と思ってもらいたいなと思います。
歳をとってきたサインに気がつくのが早ければ早いだけ、
食い止める方法をたくさん試すことができるんですから。
もしも
「白髪増えてきて、歳をとってきたんだね・・・かわいそうに」
って自分が言われたら、ちょっとショックですよね
でも、
「白髪生えてきたけど、アンチエイジングして、いつまでも若々しく元気でいようね」
って言われたら、なんだか元気になりません？？？
人と一緒で、
かわいそうという感覚で見るのでなく、
いつまでも若々しく元気に・・・と見守ってあげることが大事だと思います。
飼い主さんの中には、
「シニア」という言葉に対してマイナス思考の人が結構いらっしゃいます。
それは、
「シニア」になると、病気をしたり、寝たきりになったり、介護になったり・・・
というイメージが全面に出ているから。
でも、きちんと「シニア」と向き合って、早くから対策（アンチエイジング）をとっていれば、
「シニア」は決して辛くない。悲しいことではない。
早くからアンチエイジングしていれば、老いるペースはゆっくりになります。
これは、私たち人間でも言えることですよね。
ちなみに・・・
色があせたり白髪が増えたりするのを食い止める方法があるんですよ
そして、これは人にも当てはまるんです
これについては、シニア犬セミナーでいつもお伝えしております。
だから、セミナーを受けたおうちの子たちは、飼い主さんも一緒にアンチエイジングして、
わんちゃんねこちゃんも飼い主さんも、白髪も少なく、いつまでも若く見られがち。
面倒くさがり屋の私だから
手軽に
そして、飼い主とわんちゃんねこちゃんが一緒にできること
っていうのが最重要なんです
最近、補助犬や野良猫についてのお話ばっかりだったので、
久々に、『シニア』についてお伝えしました