昨日のコメント、いろんな意味でありがとうございました。実は凹んでたんです・・・ | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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昨日のブログを見てくださった方から

 

アメブロやFacebookを通して

 

たくさんのコメントやメッセージをいただきました。

 

 

昨日、私にはたくさんの味方がいて、いつも応援してもらいながら、

 

私は頑張れている!ということをお伝えしたのですが、

 

コメントやメッセージを見て、

 

本当にその通りだなと改めて思いました。

 


 

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私の10年前の出来事のことをお伝えしましたが、

 

この病気と向き合うまでにいろんな出来事がありました。

 

 

定期検診で見つかっていたのに、通達漏れがあり、

 

自覚症状があって病院に行った際に、そのことが発覚したことも事件なのですが、

 

それ以外にもいろんな出来事がありました。

 

 

 

私のガンのタイプは、抗がん治療は相性が悪く、放射線治療が相性がいいものでした。

 

なのですが、

 

最初の産婦人科から紹介された大学病院では、

 

抗がん剤で治療後、手術を行い、その後、追加で抗がん剤治療

 

という方針を言われました。

 

 

後からがんセンターに移ったときに、

 

この方針が、私のガンのタイプに合致していないということを知り、

 

患者側も病気に対して全く無知というのはいけないことだな

 

と改めて思ったのでした。

 

 

もしも、必要のない抗がん治療を行っていたら、

 

私の体は副作用だけ受け、ガンの治療はうまくいかず、

 

マイナス面だけが表になって現れていたことでしょう。

 

 

私は獣医なので、犬猫のケースで考えますが、人もほとんど同じだと思っています。

 

 

病気に対してアプローチの仕方はたくさんあります。

 

飼い主さんがどういう病気なのか理解した上で、

 

どの治療が適しているか考えて決めるのがベストだと思っています。

 

ただ、決めるために必要な材料として、検査や治療の一部は必要になると思います。

 

 

昨日もお伝えしたのですが、

 

先生が決めた方針すべてにわけもわからず従う

 

よくわからないけれど、言われるがままに・・・

 

としていて、何かあったときに、人のせいにしてしまう。

 

それだけは絶対後悔すると思うし、恨むことしかできなくなると思うのです。

 

 

私も最初の方針を丸呑みして、よくならなかった後に、

 

ガンのタイプに合致していなかったからだと知ったら、恨んでいたかもしれません。

 

 

 

判断するために知識を得ることって

 

私は大事なことだと思っています。

 

 




 

先日

 

「子猫を拾ったからミルクをください」

 

といらっしゃいました。

 

 

子猫というのは、まだ離乳してないサイズの子?

 

どれくらいのサイズ?

 

歯は生えてない?

 

 

そんなやりとりをしました。

 

 

なぜか?

 

 

中には

 

「子猫だからと思ってミルクを与えて、全く口にしない」

 

と来院されるケースもあるのです。

 

それは

 

歯が生えていて、

 

本当は離乳できていて、ご飯が食べられるのに、

 

ミルクしか与えられないことで気に食わず食べない・・・

 

というのが原因だったりするのです。

 

 

そのため、子猫でミルクを要するサイズかどうか?という確認が必要になるわけです。

 


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とっととミルクを売ってしまえばよかったのでしょうが、

 

もしもそういうことが起きてしまったら・・・と思うからこそ、

 

念のため確認を行うのです。

 

 

 

実際お尋ね人の保護された猫ちゃんは、ミルクが必要なサイズだったのですが、

 

「ミルクだけちょうだい」

 

ということに、もう一つ質問をしたのです。

 

 

ミルクをあげるのには、哺乳器が必要なんですが、お持ちでしょうか?

 

 

「ミルクはスポイドであげるから大丈夫」

 

とのこと。

 

 

スポイドであげると、子猫は自分のペースで飲むことができず、

 

もしもめいっぱい口にした場合、

 

間違って気管に入ってしまって誤嚥(ごえん)と呼ばれる状態になることもあるのです。

 

誤嚥をしてしまうとどうなるか?

 

肺炎をおこして、命を落とすことだってあります。

 

 

だって、手のひらサイズの子猫ですから・・・

 

ちょっとしたことで体調がガラッと変わってしまうことは大いにあるのです。

 

 

そのお話までしたところで、

 

「ミルクだけもらえないの?」

 

とお叱りを受けました。

 

 

スポイドであげるからミルクだけでいい

 

ということだったのです。

 

 

知ってもらった上で、その選択なら、それも一つの答えだと思うんです。

 

ただ、何か問題が起きてからでは遅いから、

 

そっとお伝えしただけ・・・

 

 

もしもひっかけてしまって、誤嚥(ごえん)してしまい、

 

せっかく救った命を失うことになったら・・・

 

と思うからこそ。

 

 

だけど、その人にとってはありがた迷惑だったようです。

 

 

言われたものだけ提供する

 

それも一つの答えだろうけれど、

 

私は自分の過去の想いがあるから、

 

それだけで済ませることができずにいます。

 

 

それも一つだと思うし、

 

それが私らしさであり、私の病院であると思うから。

 

 

 

私のやり方は間違ってるんだろうか

 

言われたことだけやればいいんだろうか

 

伝え方がまずかったんだろうか

 

 

いつも考えることですが、

 

この瞬間もいろいろ考えていました。

 

 

でも、私は私のやり方でいいんだ。

 

自分が後悔したくないから、自分らしく過ごせばいいんだ。

 

自分の気持ちを汲んでくれる人はたくさんいる。

 

 

改めてそう思えました。

 



 

みなさんの昨日のコメントやメッセージのおかげで、

 

私のモヤモヤも、きちんと自分の軸に戻すことができました。

 

 

日々いろんなことがあるけれど、

 

自分のことをしっかり見てくれる人もたくさんいるんだな

 

と改めて思いました。