シニア犬の不安要素 | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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こんにちはおんぷ

珍しく熟睡できて、スッキリした朝を迎えました

アラフォー獣医師 浜崎菜央です。


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昨日、シニア期のわんちゃんねこちゃんの心の中について少しお話すると同時に、

飼い主さんがその心の動きを理解してあげることの大切さをお伝えしました。
(まだ読んでない方は これ→ シニア期のわんちゃんねこちゃんが思い悩んでいることを理解してますか




じゃあ例えばどんなことがあるか?





シニアになって白内障が出てきたり、耳が遠くなってきたりしている子のお話。




私たち人間も、わんちゃんねこちゃんたちも、

生活をする上で五感を使っています。



五感とは、

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚

を指します。



シニアになってきて多く起きる現象が、


視覚の変化として矢印赤白内障が出てくること


聴覚の変化として矢印赤耳が遠くなる



なのです。



寝たきりになってくると、立てなくなることで、


いろんな触感のものを踏みしめることがなくなるという触覚の変化


もおきます。



五感を使って生活してきたのに、

そのうちのいくつかが

劣っていくということ

なくなってしまうということ


は、

今までしてきた生活とはガラッと変化するということで、

とても大きな問題なのです。



(以前歩けなかった子が1週間で歩けるようになることなんて、うちの病院ではしょっちゅうあるんですの)




シニア犬セミナーでは、この五感を大事にするお話もしているのですが、

その理由は、こういうことがあるからなのです。



五感のいくつかが欠落した状態のわんちゃんねこちゃんたちは、

不安や歯がゆさや葛藤などなど

いろんな感情と戦っているんです。



特に・・・


飼い主さんのことをサポートしたい!!

というサポートタイプのわんちゃんねこちゃんは、


自分が思い通りに動けない不安だけでなく、

思い通りに動けないことで飼い主さんをしっかりサポートできない焦りや、

こんなになって・・・と自分を可哀想に思う飼い主さんの様子を見て、

自分のせいで飼い主さんをこんなに苦しめてしまっている

という歯がゆさも抱えていたりします。


サポートタイプのわんちゃんねこちゃんたちには、

飼い主が

「かわいそうに・・・」

という言葉を

「いてくれてうれしいよ。いつもありがとうね
ハート


という言葉に変えてあげるだけで大きく行動が変わるものです。



サポートタイプのわんちゃんねこちゃんたちは、

ありがとう
ハート

という言葉を聞きたくて生活しているんです。


飼い主さんの笑顔を見たくて生活していることも・・・


だから、

ありがとう
ハートを聞けるように、いっぱいいっぱい考えて生活してるんですよ。


どうやったら、飼い主さんが喜んでくれるかなぁ?

って・・・
ニコ



何も難しいことはないのです。

意外な些細な一つの言動で、変わることってたくさんあるんです
キラキラ




だからこそ、

飼い主さんがシニア犬シニア猫と心を通わす必要があるし、

そのお手伝いをしたいと願っています。



シニア犬もシニア猫も幸せな日を過ごすことはいくらだってある。



もちろん、シニアにさしかかってきている段階で、

五感を鍛えることも大事です。

そうすることで、未然に防ぐことができるし、遅らせることができるのですから。



五感を鍛える方法ってどんなことがあるのか?

これはまた次回書きたいと思います。